丸昌 遊戯王 決闘者 デュエリストシールセット

● 丸昌 遊戯王 決闘者 デュエリストシールセット

こちらは前回ご紹介したアマダさんのシールではなく、丸昌さんから発売されていた遊戯王シールになります。
こちらもアマダさん同様に、パック売りのタイプと引き物くじタイプの2タイプがありました。最近では見かけなくなりましたが、4〜5年前までは、よくデッドストックの状態でフリマサイトやオークションサイトなどで出品されている光景をよく見かけました。以前と比較して近年では未開封デッドストックの出品は、めっきり見かけなくなりました。出品されてもかなりの高額(2〜3万円程)にて取引されております。
ビンテージの遊戯王グッズは、年々高騰している事もあり、こちらの丸昌シールもあと3年後は、どれ程の値段になっているのか想像すら出来ません。気長に待ちながら見つけ次第、収集していくスタイルは、もう遊戯王グッズの取集スタイルには当てはまらなくなりました。特に初期の遊戯王カードやビンテージグッズなどは『見かけたら即買い!』するくらいに気合を入れないと、もう到底収集する事が困難になっているのが現状です。

遊戯王 シール烈伝 アマダ 天田加工印刷

●遊戯王 シール烈伝 アマダ 天田加工印刷


こちらの遊戯王シールは当時、かなり子供達の間では浸透していた気がします。誰しも必ず何かしらのシールを筆箱や机、鉛筆削りやタンスなどに貼っておりました。友人の家に遊びに行くと高確率で、こちらとポケモンシール烈伝のシールが貼られている光景を目にしましたね。
販売形態は、引き物くじタイプとパック売りの2種類の形態がありました。(公式ではありませんが、遊戯王ブーム絶頂期にこちらが発売された経緯もあり、お祭りの夜店などで透明のパックに2〜3枚が封入されている形態も見かけたことがあります。)駄菓子屋では引き物くじ、玩具屋やデパート・コンビニではパック売り、と差別化して発売されていた感じがします。
パック売りの中身は、プリズムシールが1枚とノーマルシールが9枚封入されており、低確率でプリズムシールの代わりにゴールドシールが封入されておりました。引き物くじタイプはゴールド、プリズム、ノーマルシールがランダムに2枚封入されておりました。ゴールドシールは、特に当たりにくかった印象が強いです。
こちらのシールはカードと同様に対戦も出来るのですが、バンダイ版と同じくルールがきちんと整備されておらず、特に魔法や罠シールの解釈は至難でした。パックや袋の背面にルールが記載されていたのですが、あまり遊んだ事はありませんでした。
今では、こちらのシールもカード同様にプレ値が付いております。しかし単品では値段が付くものではなく、未開封の状態の物に限り値段がついている傾向です。ゴールドシールやプリズムシールにも値段がついているのですが、そこまで高騰してはおりません。アマダさんからはこちらを含め、同時期に遊戯王のシールが沢山発売されておりましたが、どれもカードと比較すると今からでもシールの収集は容易な部類かと思います。コンプリートしたいとお考えの方は、高騰する前に買い揃えた方が良いかもしれません。

遊戯王 デュエルモンスターズ Ⅱ闇界決闘記 究極強力BOOK

●遊戯王 デュエルモンスターズ Ⅱ闇界決闘記 究極強力BOOK

当時、こちらの本を購入した経緯は、同梱しているオマケカードの「封印されし者の右腕」が目当てでした。Ⅱのゲーム内容は、前作とほぼ変わらないシステムのゲームでしたので、プレイに詰まることもありませんでした。その為、デッキキャパシティや融合などのデータ、各キャラからのカード取得情報などを調べたりするくらいにしか使わなかったですね。それでも私の周りでは、こちらの本を所持している友人が私も含め、当時はかなり多くおりました。また、古本屋さんでも大量にこちらの本を見かけました。(当然の様にカードは取り除かれておりましたが 笑)
この辺りから、遊戯王はゲームよりもゲームに同梱されているカードや関連書籍に同梱されているカードがメインの様になってきた感じは否めません。ゲームや本の内容よりもオマケカードに魅力を出せば売れる的な考え方が、確立された感じがします。コナミさんのカードの売り方については、あの有名な東京ドーム事件のこともあり、今日に至るまで良い印象を持っている古参デュエリストの方々は、少ないと思われます。こちらのエグゾディアパーツも例外ではなく、遊戯王ブーム絶頂期に本と抱き合わせの様な形で発売した経緯は、今の目で見ても流石に度を超えていたと思いますね。

遊戯王 デュエルモンスターズ パーフェクトマスターブック 上巻・下巻

●遊戯王 デュエルモンスターズ パーフェクトマスターブック 上巻・下巻

私は、遊戯王のゲームボーイシリーズ(GB)は1〜4までプレイしました。その中でも1番やり込んだシリーズは1でした。今回ご紹介しているマスターブックも当時お小遣いを貯めて、しっかり上巻・下巻と買いそろえたほどです。
しかしながら、1は他のGBシリーズと比較しても特にゲームバランスが崩壊しており、「火炎地獄」ゲームとも呼ばれました。このカードを集める為に、同級生や放課後、たまたま駄菓子屋で会った他校の生徒とも通信対戦し、なんとか1枚手に入れていた思い出があります。(1枚入手した後は、ケーブルを引き抜く裏技を使用して40枚に増やしたりもしてましたね笑)
もはや伝説にもなっておりますが、当時はセーブデータを消せない仕様の為、名前の変更ができず、中古ゲーム屋にて買取不可の店舗が続出しておりました。更に不運なことに今作の7ヶ月後にはⅡが発売されてしまい、発売後1年も経たないうちに格安で投げ売りされたりもしておりました。(オマケのカードもコナミのデュエルモンスターズと互換性がなく、子供からは見向きもされておりませんでした。)
一部では、クソゲーやオマケカードがメインなどと揶揄され、今でも中古ゲームショップでは、裸で10円〜100円にて投げ売りされている所を散見します。しかし、ゲーム内のカードイラストは、非常に丁寧に作成されており見応えがあります。マスターブックにもゲーム内のカードイラストが掲載されており、よく模写しておりました。確かにCPUの酷さや1ターンに1枚のみ場にカードを出せる謎ルールなど、カードゲームとしては戦略性が皆無であり、強力なカードを出したもん勝ち的な側面もあります。ですが、遊戯や海馬とデュエルし、原作の王国編ストーリーに沿って遊べる内容は、キャラクターゲームとしては、良く出来た作品であったと思います。せめて、デッキキャパシティや属性の概念を取り入れ、魔法カードの効果を見直して発売してさえいれば、まだギリギリ遊べたかもしれません。

遊戯王 バンダイ 光の護封剣 J2 カードダス 抽プレ プロモ

●遊戯王 バンダイ 光の護封剣 J2 カードダス

こちらの「光の護封剣」のカードは、カードダスにて展開されていた通称バンダイ版と呼ばれるカードダスシリーズの遊戯王カードになります。その中でも3枚のプロモカードが世に出ており、そのうちの1枚がこちらのカードです。
発行枚数は「500枚」とされております。発行枚数が非常に少なく、今では美品のカードも少ない為、市場では高額で取引されております。元々、こちらのバンダイ版のカードは2014年程から、じわじわと世間で人気が再熱してきました。それまではショップでも買取不可の店が多く、ノーマルカードなどは買取金額がまとめて100円付くかつかないかの代物でした。リサイクルショップなどで見かける際には、今の様なシングルでの取り扱いなどは滅多にありませんでした。殆どがまとめのパック売り販売となっており、明らかに在庫処分的な立ち位置に瀕しておりました。
知る人ぞ知る遊戯王カードとなっていたバンダイ版にも2014年頃から徐々にSNSなどで話題に上がることも多くなり、動画サイトでも個人の方が紹介している動画などで再び注目を集める様になりました。その際に、今回ご紹介しているプロモカードや箔押しタイプの存在、レッドアイズのかっこよさなどが再評価され、市場価格も見直されました。今では若干落ち着いておりますが、それでもこちらの光の護封剣は15〜30万円、聖なるバリア・ミラーフォースは10〜20万円、ゲートガーディアンは3万〜8万円程の価格が市場価格として定着しております。プロモ以外の通常排出カードにもプレ値が付いており、美品のブルーアイズですと6000円程になります。レッドアイズは更に高額の1万円程のプレ値が付く場合があります。ブルーアイズよりもレッドアイズの方が高額で取引されている傾向です。
こちらのバンダイ版遊戯王カードは、当時熱中したかつてのデュエリストの皆さんが大人(墓堀りグール)となり墓地から蘇らせていただけたお陰で、世間にて再評価された感じがします。近年では、コナミのカードでデュエルする際にトークンなどとしてバンダイ版のカードを使用しているデュエリストもいらっしゃるみたいです。若い世代の方々もバンダイ版を認知してくれている様で非常に嬉しいです。そろそろバンダイさんから正式に復刻して欲しいのですが、権利的に厳しいのかもしれませんね。

※因みに今回ご紹介した「光の護封剣」を含めたプロモカード3枚は偽造カードの存在が確認されております。本物との見分け方は、カードの光り方です。ゲートガーディアン以外の2枚のカードは通常のフォイル加工と異なり、若干マットな光り方をします。また、テキストの字体も本物と異なる偽造カードが多いです。参考になるかは分かりかねますが、高額カードとなりますので購入時には上記の事を少し気にかけていただけると幸いです。

遊戯王 東映版 デッキケース 黄色 天田印刷加工 アマダ メモリアルエディションカードケース

●遊戯王 東映版 デッキケース 黄色 天田印刷加工 アマダ メモリアルエディションカードケース


遊戯王のバンダイ版が発売されていた頃に、天田さんからは東映版のアニメシーンを切り抜いたコレクションカードやシールなどが発売されておりました。(これらの玩具類もブログにて今後ご紹介します。)こちらのデッキケースも上記の商品と同時期に当時売価500円(セパレート付き)で発売されていたのですが、殆どの子供がバンダイ版のカードを持ち歩く為に使用しておりました。バンダイさんからもケースやファイルは発売されていたのですが、ケースはカードを収納出来る枚数が少なく、子供からしたら持ち歩きには不向きな商品でした。一方、こちらのケースは、かなりの枚数を収納出来、イラスト付きのセパレーターも付属されている豪華版でした。色も黄色と青色の2色が展開され、当時の子供達はこぞってこちらのケースを持ち寄り決闘しておりました。不満点はほぼ無いのですが、使い込んでいくうちにケースの表面に金色で印刷されている象形文字が消えていくということが唯一の不満でした。
私はバンダイからコナミに変わっても、こちらのケースを使い続けておりました。放課後の友人との遊びの場や公式大会にもこちらを持参しておりました。割れてもテープで何度も補修して使用するほどの酷使っぷりでした。その為、私の所持していた個体は今となってはこのブログに掲載できない程ボロボロです。
後年になって、100円で投げ売りされている比較的状態の良い個体に巡り会えたので、今回はそちらを撮影し掲載しました。

東映 アニメフェア99 遊戯王 デジモンアドベンチャー ドクタースランプ パンフレット

●東映 アニメフェア99 遊戯王 デジモンアドベンチャー ドクタースランプ パンフレット


こちらは99年春東映アニメフェアのパンフレットになります。今回はパンフレットの中身ではなく、私がこの映画を視聴した際に体験した劇場内の様子について記載していきたいと思います。

99年春東映アニメフェアでは、ドクタースランプ・デジモンアドベンチャー・遊戯王の三本立てでの放映でした。当時は遊戯王ブームの真っ只中であったこともあり、当然私も『遊戯王』見たさで劇場に足を運びました。視聴後は、お目当ての遊戯王と同じくらいデジモンアドベンチャーも面白く、デジモンに興味が沸いた記憶があります。特に携帯ゲームでしか知らなかった等身大のデジモンたちのリアルな描写を目の当たりにした為『アグモンこんなにでかいのかぁ…』『パロットモンVSグレイモンかっけ~!』などのは記憶は今でも残っております。
この劇場版が公開された際には、映画館にてカードダスの遊戯王とコナミの遊戯王が併売されておりました。今では絶対に考えられない事ですよね。私が視聴した映画館では、確か4台のカードダスマシンが設置されており、大行列であったことも鮮明に覚えております。私も列に並んで1回カードダスを回した記憶があります。確かナイトソルジャーのカードを引いた気がします。一方、売店にはコナミの劇場版スターターボックスもガラスケースにしっかりと陳列されておりました。この時期はまだ、私の周りではコナミの遊戯王より、カードダスの遊戯王を購入している子供達が多かった感じがします。コナミ版にバンダイ版カードダスを組み合わせて遊んだりも普通にしていました。

デジモンもこの年に無印が放映され、今日まで続くデジモンアドベンチャーシリーズが本格的に始まりましたね。遊戯王と比較してかなりの紆余曲折がありましたが…。デジモンアドベンチャーは、携帯ゲームのデジモンしか知らない当時の私にとって、衝撃的な作品でした。劇場ではメインの遊戯王を観にきていた層が圧倒的に多かったと思いますが、上映後は売店やホールのいたるところでデジモンの話題を耳にしました。私も上映前は、全くデジモンの会話をしていなかったのにも関わらず、視聴後は夢中で友人たちとデジモン育成論に花を咲かせていました。今振り返ってみても、こちらのデジモン映画は、視聴した子供達に対してかなりのインパクトを残したのではないのかと思います。また、売店で発売されていたデジタルモンスターを購入している子供達も多く見かけました。私も売店で販売されていた、デジタルモンスターver4が欲しかったのですが、金銭的に余裕がなく、ザ・デジモンのスカルグレイモン1個とこちらのパンフレットを1冊購入した記憶があります。確かグレイモンやアグモン、カブテリモンなどが欲しかったのですが、ベーダモンやヌメモン以外は全て売り切れており、私が購入したのがラストワンのスカルグレイモンでした。デジモンコーナーもかなり活気があり、グッズもよく売れていた感じがしました。
アラレちゃんは…ただ単純に楽しかったという記憶しかありません。グッズもメダルと食玩(カードか消しゴムがおまけのタイプだった様な…ガムの食玩であったと思います。グリコ製菓かな?)を買った記憶しか残っておりません。映画を観終わった後にアラレちゃんの走り方を真似して、おいかけっこして遊んでいた記憶がありますので、子供ながらにこの映画も充分楽しめたのだと思います。

 

うん。楽しかったはず笑

遊戯王 アクア・マドール ウルトラシークレットレア

●遊戯王 アクア・マドール ウルトラシークレットレア

今回ご紹介致します玩具は、前回に引き続き『遊戯王カード』になります。その中でもここ半年間で価格が急上昇したカードである『アクアマドール ウルトラレア』通称ウルシクのバージョンをご紹介致します。
こちらのカードは、『遊戯王 デュエルモンスターズⅡ 闇界決闘記』の体験参加者へのプレゼントとして配布されました。配布枚数は約4000枚と公表されております。
近年に入りビンテージの遊戯王レアカードの価格相場が急上昇している事は、前回の記事にて書かせていただきましたが、こちらのアクアマドールも例外ではなく、相場が着実に上がっておりました。中でも、去年の中頃から今年にかけての短期間で相場が急激に上昇したカードが、こちらのアクアマドールになります。
価格が上昇した理由としてウルトラシークレット(名前がシークレットレア仕様、イラスト部分がウルトラレアやスーパーレアと同様のホイル仕様)という特別なレアリティである事と同時に、状態の良い個体が年々見つかりにくくなっている事が要因かと思われます。配布から20年以上経過している為、状態の良い個体が市場に出にくいと話しましたが、その事については、アクアマドールのカード能力が深く関係しております。こちらのアクアマドールというカードは、生贄なしで守備力が2000もあり、当時の環境ではトップクラスの能力値を誇るカードでした。当時では『ハープの精』や『ホーリーエルフ』がvol2で発売されておりましたが、攻撃力の能力値はこちらのカードの方が高く、上記のカードと比較してもアクアマドールの方が断然使いやすいカードでした。その為、こちらのカードは、デッキに組み込んで実際に遊んでいた子供達が、当時はかなり多かったんですよね。現に私もアクアマドール(劇場版ノーマルver)をデッキに2枚入れていた程です。劇場版スターターボックスにもノーマルレアとしてこちらを含む5枚が封入されておりましたが、5枚の中で、一番状態の良いカードを見つける事が難しいのが、アクアマドールです。
(当時は、デッキのカードをスリーブに入れるなんて概念自体が子供達の間で全くなかったです笑)
アクアマドールの性能が災いして後年、状態の良い個体が少なくなり、価格が上昇する要因に深く関係する事になるとは、当時の子供達は知る由がありませんでした。むしろ、こちらのカードを体験会で手に入れ、ずっとファイルに入れていた子供を探す方が難しいくらいかと思われます。それくらい、こちらのカードの能力値は優れており、尚且つイラストも魅力的でした。今後どこまで価格が上がるのか、もはや見当がつきません。入手出来る機会に遭遇する事が出来れば、迷わず購入をオススメ致します。(昔はホビーオフやカードショップで今の40分の1程の値段で売られていたのになぁ…)

近年の遊戯王ビンテージカードについて…(遊戯王)

●近年の青眼の白龍カードについて

こちらの青眼カードについては、色々な思い入れがありますが、やはり青眼を含んだデッキを使用して友人と楽しくデュエルしていた事が一番の思い出ですね。友人らとカードダス筐体を取り囲み、誰が青眼を引くかドキドキしましたよ。コナミになってからは、映画を見た後に売店でスターターを買った友人に青眼を見せてもらいましたっけ…また、原作でのかっこよさとカードイラストにも惹かれましたね。
幼少期に原作のコミックを読んでいた際に『カードの為に家を一軒売ったそうじゃ』との双六爺ちゃんのセリフを見た時に『そんなまさか笑』と思う反面、『ロマン溢れるなぁ…』とも感じたましたねぇ。しかし時は過ぎ、今現在ではカードの市場価格は大幅に変わりました。こちらを含むビンテージ遊戯王レアカードは、現在進行形で異常な程まで値上がりしております。このままですと家までとはいかなくとも、そこそこの新車くらいは買えそうな勢いです。それほどにまで異常に値上がりし続けている要因として考えられる理由の1つは、私と同世代がある程度、金銭的に余裕が出来た為、幼少期に手に入れる事ができなかったカードや慣れ親しんだカードを再び買い求めている事が挙げられると思います。私の周りでも、最近になって初期の遊戯王カードを再収集し始めた方をチラホラ見かけます。
2つ目は海外勢による買い占めです。恐らくこの10年の間でかなりの量のカードが海外へ流れていると思われます。インバウンド需要で日本の観光地は賑わいを見せておりますが、その反面、貴重なビンテージカードやトイは大量に買い占められております。市場やフリマにまで進出してきておりますので、今後国内でレアカードを見かける機会も、ますます少なくなるかと思われます。
ポケモンカードと比較して、まだ遊戯王の方が若干流出は抑えられている感じですが、今後はポケモンカードの後を追いそうな勢いであることは間違い無いです。合わせて偽造カードもかなりの量が市場に溢れておりますので、もし高額なレアカードを購入される時は慎重にご検討くださいね。

Blue eyes White・Dragon 青眼の白龍 懸賞当選品 英語版

●Blue eyes White・Dragon 青眼の白龍 懸賞当選品 英語版 ジャンプ版



こちらの青眼の白龍は、2001年27号の週刊少年ジャンプ誌上の懸賞当選品のカードになります。発行枚数は1000枚となっており、後に極小数ストラクチャーの初回生産版にも封入されました。
デザインやカードテキストなどは通常の英語版青眼の白龍カードとほぼ変わらないです。しかしながら、こちらのカードには唯一無二の特徴が1つあります。それは、カード名の表記です。こちらのカードは、通常の英語版青眼の白龍カードとは異なり、名前のeyesの頭文字が小文字になっております。ただこれだけなのですが、その僅かな違いにとても惹かれてしまいますよね。コレクターの性でしょうか…笑
興味を持った方は、是非とも実物を見て欲しいですね。
しかしながら、その際に少しばかり注意が必要でして…悲しい事に一昔前と比較してこちらのカードも偽物が多く見られるようになりました。いわゆる偽造カードという物ですね。中には一目で偽物だと分かる物から、とても精巧に作られた物まで様々あります。リサイクルショップやカードショップにも偽物カードが本物として売られている事も散見されます。今まで私が見てきたこちらのジャンプ懸賞版の英語版青眼の白龍の偽物カードの特徴は
①カードテキストのフォントが異なる
②カードのイラストや文字が若干濃い
③カードテキストのattack card toのテキストを縦から読むとacoと読めるのに対して、偽物はacとoの間にズレが生じている、などが挙げられます。
①と②は他の偽物カードやオリカなどと比較する際の共通指標になりますが③はこちらのカードのみの見分け方になります。偽物カードはこれからも確実に増えていくと思われ、年々精巧になるかと思われます。本当に勘弁して欲しいですが、これらの偽物を見分ける目を養うには、やはり本物のカードに実際触れて、直に見る経験を積まないと難しいと思います。その貴重な機会を得る為にもカードショップは大切な場所なのですが、近年の高騰や海外流出によって、中々レアカードが一昔前と比較してショップに入荷せず、その場が失われつつあります。(この内容は、次回の記事でも少し掲載しますね。)
これから高額なレアカードを購入しようとしている方は、十分に気を配った方が良いですね。出来ればフリマサイトやオークションサイトよりは、実店舗にて購入することをお勧めします。悪質なオリカ、偽物、偽造カードには皆様も十分注意してくださいね。

※ここに今回ご紹介させていただいたカードの応募紙面が掲載されている当時の週刊少年ジャンプの紙面を掲載しておきますね。当時の遊戯王熱がひしひしと伝わってくる紙面構成となっており、これだけでもずっと見ていられますよね。ブラックマジシャンの英語版もかっこいいですね。