ポケットモンスター ポケモン シールダス バンダイ PART2 台紙

● ポケットモンスター ポケモン シールダス バンダイ PART2 台紙

令和の時代ではシールダスに限らず、カードダスですらガチャポンと比較すると目にする機会が減りました。しかし、こちらが発売されていた1997年〜98年では、カードダス自販機を街中で目にする機会は、現在と比較しても非常に多かったです。

(シールの種類はプリズム仕様のキラタイプとノーマルタイプの2種がありました)
その中でも今回ご紹介している「ポケモンシールダス」シリーズは、子供達にもかなり人気がありました。特にシールダスシリーズは、その名の通り「カード」ではなく「シール」になっており、台紙から剥がして(1枚の台紙にシールが4枚付いていました)自分の好きな物に貼ることができました。

当時は、ゲームボーイやカードケース、文具やお道具箱などに、これらのシールを沢山貼っている子供達を数多く目にしましたね。

バンダイ 遊戯王 カードダス 1998 台紙 第3弾

● バンダイ 遊戯王 カードダス 1998 台紙 第3弾

遂にバンダイ版の遊戯王カードも、こちらの第3弾で終了を迎える事になりました。台紙にも「遊戯王 Final」と金文字で銘打たれております。
最終弾と言うこともあり、人気キャラクターである「青眼の白龍」の英語版が超目玉カードとして封入されました。更に、これまでのカードダスらしさ全開とも言える4枚のカードを繋げる事により、1枚のイラストとなる「青眼の白龍3体連結」の登場。また、東映版遊戯王にのみ登場した「ゴーゴン」や、それの召喚に必要な「レッドヘカテー・バイオレットヘカテー・イエローヘカテー」の悪の女神三姉妹のカードなど、最終弾を飾るに相応しく、東映版遊戯王を象徴するカード達が数多くラインナップされました。

バンダイ 遊戯王 カードダス 1998 台紙 第2弾

● バンダイ 遊戯王 カードダス 1998 台紙 第2弾

第1弾のバンダイ版遊戯王カードが飛ぶ様に売れた為、同年すぐに第2弾が発売されました。この弾には、バンダイ版カードダス唯一の罠カード「鎖付きブーメラン(プロモカードでは「聖なるバリア ~ミラーフォース~」が罠カードで存在しています)や遊戯と城之内の友情によって生み出された最強カード「ブラック・デーモンズ・ドラゴン」が目玉カードとしてラインナップされていました。
第2弾発売時は、バンダイ版遊戯王のブームが頂点に達していました。その為、カードダスの自販機で販売される形態から、直接レジにて購入する形態へ変更されたりもしました。当時は、カードダス自販機前で、子供達による喧嘩や順番待ちの列への割り込み、1人で空になるまで全て購入してしまう、いわゆる「大人買い」をする子供など、今では考えられない現象が各地で勃発していました。この2弾発売時は、遊戯王カードの購入目当てで殺到する子供達をカードダス自販機では捌けなかったのです。その為、小売店もレジでの直接販売という形態に変更せざるを得ませんでした。しかし、そんなバンダイ版遊戯王のブームも、今日まで発売されているコナミ製の遊戯王カードが発売されると、加熱したブームが一気に沈静化しました。この台紙は、バンダイ版遊戯王カードの繁栄とその終焉までを見届けた、諸行無常の理を含んだ台紙であると感じます。

バンダイ 遊戯王 カードダス 1998 台紙 第1弾

● バンダイ 遊戯王 カードダス 1998 台紙 第1弾

今日まで続いている「遊戯王」の記念すべき最初のカード玩具が、こちらのバンダイ製の遊戯王カードです。こちらのバンダイさんから発売された、通称「バンダイ版」と呼ばれるシリーズの発売当時は、とにかく大人気でした。何処に行ってもカードダス自販機は売り切れており、入荷してもカードダス自販機には長蛇の列が出来ていました。
第一弾は、原作でも人気のある「青眼の白龍」や「真紅眼の黒竜」などの人気キャラクターがカード化されました。更に「ブラックマジシャン」や「封印されしエクゾディア」の胴体やパーツもラインナップされていました。その為、原作ファンや子供達にとって非常に魅力的な弾でした。当時の子供達は、一枚でも多くの遊戯王カードを求め、この台紙を目指してカードダス自販機を探し回っていました。特に30代以上の方でしたら、思い入れ深い台紙だと思います。因みにカードには、98年版と99年版が存在しており、98年版には「ハーピー・レディ」や「レーザー砲機甲鎧付き昆虫人間」などのエラーカードが存在しております。

カードダス 幽☆遊☆白書 バンダイ 第6弾

●カードダス 幽☆遊☆白書 バンダイ 第6弾

こちらの第6弾には、人気の「飛影」や魔族化した「浦飯幽助」に「黄泉」や「仙水」などの魅力的なプリズムカードが多数収録されています。しかしながら、近年のトレーディングカード(トレカ)と比較すると、幽☆遊☆白書シリーズだけではなく、カードダス20のカード全般は、今でも比較的安価に購入出来ます。

(ドラゴンボールカードダスは、海外にてオリジナルのカードダスが作成される程、人気があります)

ドラゴンボールや遊戯王のカードダスは、高額なカードが多数ありますが、近年のポケモンカードやマジックザギャザリングなどのトレカ類と比較すると、まだギリギリ手の届くレベルの金額帯が多いです。その為、こちらの記事を書いている2022年12月現在でも、他のトレカ類と比較してフルコンプリートが狙いやすいです。

(ボックスはこの様にシュリンクされ、各店舗へ納品されていた様です)

カードダス20は、1ボックスにカード200枚が入っており、玩具屋さんやカードダス設置店へ卸されていました。その後、カードダス100がリリースされ、カードが帯にまとまって複数枚入手出来る形態へと変化しました。

(ロックマンX3の発売時は、カードを束ねる帯は白色では無く、透明のビニール帯でした)

遊戯王 バンダイ カードダス レーザー砲機甲鎧付き昆虫人間

●遊戯王 バンダイ カードダス レーザー砲機甲鎧付き昆虫人間

バンダイ版シリーズの遊戯王フルコンプに向け、1番の障壁として以前こちらのブログにてご紹介した「光の護封剣」などの3種の抽選プロモカードが立ちはだかる事は記事にしました。が…しかし、これらの他に更にもう1枚「エラーカード」と呼ばれる入手が難しいカードが存在しております。そのカードが今回の記事の主役である「レーザー砲機甲鎧(レーザーキャノン)付き昆虫人間」です。
こちらのカードは、他の高額カード類とは異り、通常のカードダス機械から排出されたカードでした。また、レアリティもノーマルの極々普通のカードです。しかし、こちらのカードにはエラー版と呼ばれる、バンダイ版遊戯王発売の最初期にのみ刷られた、カードネームが通常版(通常版のカードネームは、火器付き機甲鎧昆虫人間)と異なる上記画像のカードが存在しております。こちらの俗にエラー版と呼ばれるカードは、最初期のごく僅かな期間でのみカードダス自販機にて販売されていた為、現存しているカードが極めて少ないレアカードです。
上記にて一度記載しましたが、こちらのカードのレアリティはノーマルでした。その為、当時収集していた子供達のこのカードに対する扱いも雑にされた物が多いです。この事から、必然的に綺麗な状態のカードが少なく、コレクター間において数万円以上での価格で取引される事が当たり前となっている、バンダイ版の中でも超貴重なレアカードとなっています。

遊戯王 アニメ 劇場&TV スーパー・コンプリートブック

●遊戯王 アニメ 劇場&TV スーパー・コンプリートブック

今回ご紹介する「遊戯王」の本は、東映期のTVシリーズと劇場版遊戯王についてのムック本になります。東映期の遊戯王は、今でも中々表沙汰に出る事がほぼ無い作品となっており、DVDやBlu-rayも発売されておりません。その為、この様な東映期の遊戯王について触れている書籍は極めて珍しいです。
今ではこちらの本はプレミアが付いており、ポスター・シールの付録が完品の場合は10,000円以上で取引されております。また、こちらの本に付属している付録は「シールダス」の特別版であり、シールダスのコンプリートを目指すコレクターにとっても、コンプリートするにあたって避けては通れない、非常に重要なムック本となっております。

(付録のポスターと特別限定シールダス。ナンバリング「00」が付いており、こちらの本の価格を引き上げている要因の1つです。)

こちらの本は、たまに古書店で見かけても付録が欠けていたり、ポスターが破れていたりと、中々良いコンディションでの入手が難しい一冊です。運良くこちらの本を店頭にて見かけた際には、先ず付録の有無を確認する事をお勧めします。先日、7000円程でこちらの本を見かけたのですが、中身のシールダスが貼り替えられておりました。ビニールなどで覆われていても、購入時は必ず中身の確認をした方が良いです。

ドラゴンボール カードダス セレクションブースターVOL1 バンダイ

●ドラゴンボール カードダス セレクションブースターVOL1 バンダイ

ドラゴンボールのカードダスシリーズは、プレミアムバンダイなどでちょくちょく発売されておりますが、こちらは一般販売された復刻版シリーズになります。
販売形態は、パック売りとカードダス自販機で行われておりました。発売当初、カードダス自販機での発売はよく見かけましたが、パック売りは中々売られている所を見つける事が出来ませんでした。パック売りの方は、売れ行きがあまり芳しくなかったのか、パック売りを見かけてもほぼ値下げされ、投げ売り状態の物を多く見かけました。
ドラゴンボールカードダスシリーズは、このVOL1から復刻デザインコレクションなどいくつか発売されたのですが、長続きはしませんでした。個人的には、もっとバンダイさんから発売して欲しかったのですが、ドラゴンボールの紙物玩具では「ドラゴンボールヒーローズ」が幅を利かせている為、今の子供達に新たに受け入れられにくいのかもしれません。かつての子供達に向けても、カードダス自販機がメインの販売となると、商売として中々難しかったのかも知れませんね。

遊戯王 バンダイ カードダス 第3弾 台紙

●遊戯王 バンダイ カードダス 第3弾 台紙

遊戯王カードダスの最終弾を飾ったのが、こちらの台紙でした。
台紙には「遊戯王 Final」と銘打たれており、メテオブラックドラゴンとブルーアイズの英語版にスポットを当てた構図となっております。
こちらの弾が発売された頃には、コナミさんより今でも発売されている「遊戯王 オフィシャルカードゲーム」も世に出ていました。私の周りでは、まだまだこちらのバンダイさんのカードダスを収集している子供達が一定数おりましたが、いつからか私の周りでは『バンダイ版は軟式(有式?)、コナミ版は硬式』と呼ばれ、バンダイ版の立ち位置は「遊戯王の練習用」「公式であるのに偽物」的な立場と変貌していきました。
今ではバンダイ版のカードも再評価され、市場でもそれなりの価格が付いております。しかも現役で遊戯王を遊んでいる子供達にも知られる存在となっており、トークンとして使用したり、非公式で小規模な大会なども開かれているそうです。このことを聞くと『私達が熱く青春を燃やしたカードが再評価された』と嬉しく思う反面、当時を知る私たち世代の多くの方は一度バンダイ版から離れ、コナミ版へと心変わりした過去がある為、過去の歴史を振り返ると何故か複雑な気分になります。

ポケットモンスター ポケモン カードダス バンダイ システムファイル

●ポケットモンスター ポケモン カードダス バンダイ システムファイル

ポケモンカードダス専用のシステムファイルは、こちらのアニメ版と公式絵のタイプが当時バンダイさんより発売されておりました。
私の周りでは、こちらのファイルにカードダス以外のニッスイさんのポケモンバトルシールやポケモンパンのデコキャラシール、天田さんのシール烈伝、ポケモンキッズのオマケカードなどを保管している子供達が多かった印象があります。
リフィルのサイズがポケモンカード(ポケカ)とカードダスでは異なる為、ポケカをファイリングする事ができない点が唯一の不満点でした。ポケカとの互換性があれば、発売当時の他のポケモンカード(明治さんのゲットカード)なども保管できる為、子供達には最高のカードファイルになっていたでしょうね。