遊戯王 バンダイ カードダス レーザー砲機甲鎧付き昆虫人間

●遊戯王 バンダイ カードダス レーザー砲機甲鎧付き昆虫人間

バンダイ版シリーズの遊戯王フルコンプに向け、1番の障壁として以前こちらのブログにてご紹介した「光の護封剣」などの3種の抽選プロモカードが立ちはだかる事は記事にしました。が…しかし、これらの他に更にもう1枚「エラーカード」と呼ばれる入手が難しいカードが存在しております。そのカードが今回の記事の主役である「レーザー砲機甲鎧(レーザーキャノン)付き昆虫人間」です。
こちらのカードは、他の高額カード類とは異り、通常のカードダス機械から排出されたカードでした。また、レアリティもノーマルの極々普通のカードです。しかし、こちらのカードにはエラー版と呼ばれる、バンダイ版遊戯王発売の最初期にのみ刷られた、カードネームが通常版(通常版のカードネームは、火器付き機甲鎧昆虫人間)と異なる上記画像のカードが存在しております。こちらの俗にエラー版と呼ばれるカードは、最初期のごく僅かな期間でのみカードダス自販機にて販売されていた為、現存しているカードが極めて少ないレアカードです。
上記にて一度記載しましたが、こちらのカードのレアリティはノーマルでした。その為、当時収集していた子供達のこのカードに対する扱いも雑にされた物が多いです。この事から、必然的に綺麗な状態のカードが少なく、コレクター間において数万円以上での価格で取引される事が当たり前となっている、バンダイ版の中でも超貴重なレアカードとなっています。

遊戯王 トレーディングコレクション カード アマダ 天田加工印刷

●遊戯王 トレーディングコレクション カード アマダ 天田加工印刷

こちらのカードは、アマダさんより1998年に発売されたトレーディングカードとなります。1パック300円の10枚入りとなっており、ノーマルカード9枚とシルバーカード1枚が封入されていました。
アマダさんは、東映期の遊戯王関連のグッズを数多く発売しておりましたが、1番有名な物は以前ご紹介させていただいた「遊戯王 シール烈伝」であると思います。こちらは発売当時、シール烈伝に次いで人気のあった商品であったのかと問われると、私の周りではそうでもありませんでした。と言うのも私自身は、遊戯王のカードが確かに欲しかったのですが、当時は何処に行っても売り切れていました。しかしながら、幼少期の私が当時本当に欲しかったカードは、こちらの様な『アニメの劇中シーンの切り抜きカード』ではなく『遊戯や海馬が劇中で使用していたバンダイ版のカード』が欲しかったのです。その為こちらのカードは、当時見向きもしませんでした。また、値段も1パック300円と子供には少々高額な点も敬遠していたポイントであったと思います。ただ、必ずレアカード(シルバーカード)が1枚封入されている点は少しだけ魅力的でした。事実、友人と放課後に遊戯王カードを買いに行く際、カードダスの遊戯王カードが何処も売り切れており、どうしようもない状況下で、こちらを渋々購入している友人も居りました。
今では、貴重な東映遊戯王のアニメ劇中シーンを拝めることができる、遊戯王の歴史的に見てもかなり貴重なアイテムであると思います。大人になり、改めてこちらのカードを手に取ると、バンダイ版のカードダスに負けない程の魅力の詰まったカードであると感じます。

遊戯王 デュエルモンスターズ オフィシャルカードゲーム vol コナミ 空箱

●遊戯王 デュエルモンスターズ オフィシャルカードゲーム vol コナミ 空箱 (ボックス)

本日は、現在まで続く長寿タイトルである『遊戯王デュエルモンスターズ』シリーズの空箱について少し触れてみたいと思います。
こちらの箱に封入されていたカードが発売されていた、99年から02年頃までの遊戯王の人気は凄まじく、カードパックを手に入れる事も難しい時期でした。特にこちらで紹介した空箱のvolシリーズは、コンビニに入荷すれば即完売、玩具屋さんでも売り切れが続出しておりました。その様な中、なんとかコンビニを自転車ではしごして、ようやく見つけることができた際には、今では絶対に感じることができない幸福感がありました。そのパックに描かれていたイラストが、こちらの空箱に掲載されていたものでした。

(有名なVOL1のボックスには、青眼の白竜が記載されておりましたが、実際には収録されておりませんでした)

当時は子供でしたので、箱買いなんて出来るわけがないのですが、よく購入していたパックに描かれたイラストには馴染みがあるため、今でも必然的にこの時期のボックス達には、とても馴染みがあります。また、当時パックを棚のフック什器に引っ掛けた後に、コンビニのスタッフの方が捨てようとした物を貰い、カードケースとして使っておりました。その為、私は箱買いを一度も経験したことがないのに、自宅の学習机の上には遊戯王のボックスが全て陳列されておりました。よく友達が遊びに来た際に『玩具屋みたい!』と言ってくれて嬉しかった事を覚えております。

(ボックスの背面にはパックの収録リストが記載されておりました)
今ではこちらの空箱にも値段がつく様になり、箱を保管するケースまで発売されております。今後も開封済みのvolシリーズの空箱を入手して全て陳列してみたいのですが、値段も高騰しており、中々市場に出て来なくなっております。見つけた時に買わなければと思うのですが、そもそも見かける機会が減ってしまい、少し残念です。今はリアル店舗での購入よりも、フリマサイトやオークションサイトに頼るしかないのですが、空箱も偽物がぼちぼち出始めたので、やはり当分はリアル店舗での一期一会に期待するしかなさそうです。

遊戯王 アニメ 劇場&TV スーパー・コンプリートブック

●遊戯王 アニメ 劇場&TV スーパー・コンプリートブック

今回ご紹介する「遊戯王」の本は、東映期のTVシリーズと劇場版遊戯王についてのムック本になります。東映期の遊戯王は、今でも中々表沙汰に出る事がほぼ無い作品となっており、DVDやBlu-rayも発売されておりません。その為、この様な東映期の遊戯王について触れている書籍は極めて珍しいです。
今ではこちらの本はプレミアが付いており、ポスター・シールの付録が完品の場合は10,000円以上で取引されております。また、こちらの本に付属している付録は「シールダス」の特別版であり、シールダスのコンプリートを目指すコレクターにとっても、コンプリートするにあたって避けては通れない、非常に重要なムック本となっております。

(付録のポスターと特別限定シールダス。ナンバリング「00」が付いており、こちらの本の価格を引き上げている要因の1つです。)

こちらの本は、たまに古書店で見かけても付録が欠けていたり、ポスターが破れていたりと、中々良いコンディションでの入手が難しい一冊です。運良くこちらの本を店頭にて見かけた際には、先ず付録の有無を確認する事をお勧めします。先日、7000円程でこちらの本を見かけたのですが、中身のシールダスが貼り替えられておりました。ビニールなどで覆われていても、購入時は必ず中身の確認をした方が良いです。

トップ 遊戯王 ゆうぎおうシールガム

●トップ 遊戯王 ゆうぎおうシールガム

遊戯王のトップ製菓さんより発売された、カードシリーズは有名ですが、実はシールタイプも同時に発売されておりました。商品の詳細は、コーラ味の板ガム1枚とシールが2枚封入されているスタイルでした。
封入されているシールは、表面にキャラクターが描かれており、背面に攻撃力や守備力の能力値が記載されておりました。ただし、バトル要素はオマケ程度の扱いとなっており、ルールなども特に明記されておりません。その為、魔法や罠のシールも存在しません。辛うじて『木』『火』などの特性が描かれている為、もし対戦をしようとするならば、ただ強いシールを出せば勝てる一法的なルールではなく、ジャンケンの様なお互いが弱点を予め決めた戦いも出来るかもしれません。

(シールの形状が独特な形をしている事も特徴の1つです。)

こちらは、東映時代の遊戯王のキャラクター商品であった為、コナミさんのオフィシャルカードゲームには登場していないモンスターも非常に多く採用されております。今回画像に取り上げた『ゴーゴン』も東映期の遊戯王を代表するモンスターです。この他にも『ゴースト』や『ナイトソルジャー』などのモンスターもシール化されております。これらのモンスターは、同時期に発売されていた「遊戯王カードガム」にも収録されておりました。その為、こちらのシールガムは、カードガムに収録されていたモンスターと同等のモンスターがシールとして封入されていたと考えられます。

遊戯王 バンダイ カードダス 第3弾 台紙

●遊戯王 バンダイ カードダス 第3弾 台紙

遊戯王カードダスの最終弾を飾ったのが、こちらの台紙でした。
台紙には「遊戯王 Final」と銘打たれており、メテオブラックドラゴンとブルーアイズの英語版にスポットを当てた構図となっております。
こちらの弾が発売された頃には、コナミさんより今でも発売されている「遊戯王 オフィシャルカードゲーム」も世に出ていました。私の周りでは、まだまだこちらのバンダイさんのカードダスを収集している子供達が一定数おりましたが、いつからか私の周りでは『バンダイ版は軟式(有式?)、コナミ版は硬式』と呼ばれ、バンダイ版の立ち位置は「遊戯王の練習用」「公式であるのに偽物」的な立場と変貌していきました。
今ではバンダイ版のカードも再評価され、市場でもそれなりの価格が付いております。しかも現役で遊戯王を遊んでいる子供達にも知られる存在となっており、トークンとして使用したり、非公式で小規模な大会なども開かれているそうです。このことを聞くと『私達が熱く青春を燃やしたカードが再評価された』と嬉しく思う反面、当時を知る私たち世代の多くの方は一度バンダイ版から離れ、コナミ版へと心変わりした過去がある為、過去の歴史を振り返ると何故か複雑な気分になります。

遊戯王 デュエルモンスターズ EX-R コナミ

●遊戯王 デュエルモンスターズ EX-R コナミ

今回ご紹介している遊戯王の玩具は、作中の遊戯と海馬をモチーフにしたテーマデッキが2つ封入されておりました。こちらを1つ購入すれば、すぐに友人や兄妹とデュエルが出来ました。しかもこちらには、遊戯王のルールを解説したルールブックに加え、VHSも付いておりました。遊戯王のデッキ2つと特典カード、更にはVHSが付いてお値段なんと3000円!こちらが発売された当時、私はまだ小学生でしたが、このスターターセットを所持している友人が多くいた感じがします。
一方で、私よりも少し上のお兄ちゃん達は、こちらを殆ど買っていない印象でした。塾やスイミングスクールで出会う年上のお兄ちゃん達は『それを買うくらいならサーチしてレアカードを沢山買う』と豪語していた方ばかりでした。確かにこちらのセットが発売されていた当時は、レアカードのサーチが容易でした。カードパックの裏側を指で擦り、一番後ろのカードが1枚飛びてきたら、そのカードはスーパーレア以上のカードが確定しておりました。その為、サーチ全盛期においてパックが剥き出しで売られているコンビニなどでは、カードを買う気にはなりませんでした。遊戯王のパックは売られているけれど、確実にレアカードが出ないパックばかりが売られている環境が多発しており、子供達はレアカードに飢えておりました。その様な環境の中、こちらのセットが発売され、入手が困難なレアカードが数多く再録されました。しかもこちらのセットは多くの玩具屋の店頭に大量に積まれており、入手も用意でした。その為こちらのセットに飛びついた小学生が多くいたのかもしれません。ただよく売れていたかと言うと、この時期の遊戯王カードにしては、正直あまり売れていなかった印象です。事実、こちらのセットは長い間玩具店にて売れ残っており、5〜6年前の遊戯王バブルが発生する前までは普通に老舗の玩具店にてよく見かけておりました。これから遊戯王を始める子供達やレアカードをあまり所持していない子供には喜ばれたセットであった一方、ある程度のカードを所持している子供達にとっては、3000円払うくらいならサーチしてパックやボックスを買う方が魅力的だったのかもしれません。

遊戯王 G3-11 ブラック・マジシャン・ガール レア

●遊戯王 G3-11 ブラック・マジシャン・ガール レア

今回ご紹介しているカードは、2000年9月に日本各地で開催された「遊戯王デュエルモンスターズIII 三聖戦神降臨 公式大会 ストリートデュエル レジェンド オブ パワー」の上位入賞者に配布されたカードです。後にジャンプの懸賞でも配布された為、配布枚数は2800枚前後と推測されます。
こちらのカードは他のブラックマジシャンガール(ブラマジガール)と比較される際に、そのレアリティからコレクターより「字レアガール」や「レアガール」などと呼ばれております。当時は「プレミアムパック4」にて封入されたウルトラレアのブラマジガールを所持している子供が多かったです。
ブラマジガールは、遊戯王の数あるキャラクターの中でも群を抜いて人気の高いキャラクターです。その為、全体的に古い遊戯王カードの相場が上がり始めると同時にこちらのカードの価格も上昇し、今では40万円以上で取引されております。さらに台紙や封筒などの付属品も完品の場合は、100万円以上で取引された実績もあります。しかもこちらのブラマジガールはさらに上位レアリティのシークレットレアのタイプがあり、そちらはなんと800万円以上で取引されております。
高額になるにつれて偽物も数多く出回るようになり、こちらの字レアタイプもかなり出回っております。見分けるポイントは「カードの厚み」「カードテキストの字体」「カード表面の質感」が大きなポイントになります。しかし実物を見なければ、偽物との判別が難しく、フリマサイトやオークションサイトでの購入は注意した方が良いです。

遊戯王 トライホーン・ドラゴン ウルトラレア 決闘者伝説 東京ドーム

●遊戯王 トライホーン・ドラゴン ウルトラレア 決闘者伝説 東京ドーム

こちらのカードは1999年に開催された「決闘者伝説 in TOKYO DOME」にて、本戦出場者へ配布された限定カードになります。
後にスーパーレア(スーレア)仕様で市販のパックに封入された為、そちらのスーレア版を所持している子供達が当時は圧倒的に多かったです。
この時期の配布カードは、どれも今となっては高額で取引されているカードばかりですが、こちらのカードは5,000円から10,000円程度で取引されている期間が長く、比較的入手難易度も容易なカードでした。
近年、ようやくこちらのカードの希少性が世間で再評価され、価格も30,000円以上のカードとなりました。しかしながら、他のカードと比較すると配布枚数も多く、それなりに出回っているカードである為、短期間でここから何倍もの価格に跳ね上がることはないと思います。ただし、近年のカードゲームバブルにより入手は以前と比較すると、かなり困難になってくる事は間違いないと考えます。状態の良い個体は見かけたら即確保しておいた方が良いかもしれません。

遊戯王 デュエルモンスターズ ウェファーチョコ 森永製菓

●遊戯王 デュエルモンスターズ ウェファーチョコ 森永製菓

こちらは、遊戯王のウェファーチョコの中でも最後に発売されたvol5.となります。この頃になると、お菓子売り場でも売れ残っている光景が目につく様になり、ブームも若干下火になっていた頃でした。しかし、こちらの食玩は発売時、非常に人気のある食玩でした。その為、今でも初期のvol1から3までに収録されたシールは、数もそれなりに出回っております。前半弾のシールの入手は容易なのですが、後期のシールは数も少なく入手も難しいです。ですが、ウェファーチョコが発売されていた同時期の遊戯王のレアカードなどと比較すると、入手難易度は格段に低く、プレ値もそこまで高額ではありません。(高くても1枚1000円前後です)
今では一通り初期の遊戯王カードを収集し終えたコレクターの方が、次に収集するアイテムとして、こちらのシリーズを選ばれる方が多い感じです。実際、シールよりも未開封のパッケージやブリキ缶などで発売された、未開封の特別版の入手が1番の最難関アイテムと言われております。特に持ち手の付いた缶タイプで発売された特別版の完品は、ほぼ市場には出てこない幻の遊戯王アイテムです。
※当方の所持しているチョコは見本品の為、JANコードの部分に「見本品」と記載されております。