トップ 遊戯王 ゆうぎおうシールガム

●トップ 遊戯王 ゆうぎおうシールガム

遊戯王のトップ製菓さんより発売された、カードシリーズは有名ですが、実はシールタイプも同時に発売されておりました。商品の詳細は、コーラ味の板ガム1枚とシールが2枚封入されているスタイルでした。
封入されているシールは、表面にキャラクターが描かれており、背面に攻撃力や守備力の能力値が記載されておりました。ただし、バトル要素はオマケ程度の扱いとなっており、ルールなども特に明記されておりません。その為、魔法や罠のシールも存在しません。辛うじて『木』『火』などの特性が描かれている為、もし対戦をしようとするならば、ただ強いシールを出せば勝てる一法的なルールではなく、ジャンケンの様なお互いが弱点を予め決めた戦いも出来るかもしれません。

(シールの形状が独特な形をしている事も特徴の1つです。)

こちらは、東映時代の遊戯王のキャラクター商品であった為、コナミさんのオフィシャルカードゲームには登場していないモンスターも非常に多く採用されております。今回画像に取り上げた『ゴーゴン』も東映期の遊戯王を代表するモンスターです。この他にも『ゴースト』や『ナイトソルジャー』などのモンスターもシール化されております。これらのモンスターは、同時期に発売されていた「遊戯王カードガム」にも収録されておりました。その為、こちらのシールガムは、カードガムに収録されていたモンスターと同等のモンスターがシールとして封入されていたと考えられます。

ポケットモンスター トップ サン カードガム 解説②

●ポケットモンスター トップ サン カードガム 解説②

こちらのトップサンのポケモンカードは、8〜10年ほど前まで、中古ホビーショップなどで旧裏カード同じく、ほぼゴミの様な扱いを受けておりました。カード100枚のまとめ売りの中に無造作にまとめられ、叩き売られていました。もっとひどい時は、ポケモンカードのまとめ売りの”かさ増し”の一部に使われていたりと、散々な扱いでした。こちらのトップサンカードを取り巻く環境に変化が起きたのは、2015〜16年あたりであると思います。
それまで細々と旧裏の収集を、ごく一部の方々がされていたのに対し、この年あたりから旧裏を収集されるコレクターが目に見えて増えてきた感じがします。この時期にトップサンのカードもじわじわと値段がついてきました。とは言え、今の様な取引価格とは程遠く、1万円ほどの予算で大量のカードを手に入れる事ができました。今ではとても考えられないです。
本格的にこちらのカードの人気に火がついたのは、ここ2.3年の間であると思います。特に海外のコレクターから最古のポケモンカードとして認知され、収集家の目に留まり始めた事が1番の要因かもしれないです。しかし、こちらのトップサンのポケモンカードが最古のポケモンカードではないと私は考えております。
理由として、「プリズムシールに採用されているイラストが全て2期のイラスト」である為です。このプリズムシールに採用されたイラストは、ゲームボーイのブルーバージョンが発売された際に、新規で書き起こされた公式イラストとなります。


(左のカードの公式絵が1期イラスト/右のカードのイラストが2期)

ブルーバージョンの発売日は1996年の10月15日であり、ポケモン赤緑の発売日の1996年2月27日よりも約7ヶ月も後になります。一方、ポケモンカードの第1弾の発売日は、1996年の10月20日です。当初からゲームの開発と同時に旧裏のポケモンカードの開発も行われていた事は「ポケモンカードゲーム アートコレクション2016」の書籍の中においての有田さんの談話で語られておりました。その為、第1弾の旧裏ポケモンカードには、ブルーバージョンの公式イラストが一切使用されておりません。恐らく、第1弾の開発時の際には、ブルーバージョンの公式絵を採用する事が時間的にも厳しかったのだと思われます。ブルーバージョンの発売日から僅か5日で旧裏の第1弾カードを発売する事が出来た背景には、ゲームの開発と同時にプロジェクトを進めており、新たな公式絵などを採用する暇がなかった。また、10月の発売に合わせて8月頃から既にカードの印刷が始まっていたからであると考えます。この事からも、最古のポケモンカードは旧裏であると考えます。併せて、トップ製菓さんのポケモンカードガムにブルーバージョンの公式絵を使用して発売する事は、ポケモンのブルーバージョンが発表され、旧裏が発売される極短期間で行わなければならない事になります。一般的に市場へ新たな商品を発売する際には、どんなに早くても半年以上はかかると考えます。その為、ブルーバージョンの発売が決まり、新たな公式絵を1996年の5.6月に入手したとしても、そこからカードガムを10月20日までに製造するには、時間的にもかなり厳しいのではないかと思います。(恐らくパッケージに1995年の文字がある為、最古のポケモンカード説が唱えられたのかもしれません。)
ただし、これまでの考察は、私の完全な推理である為、真相は分かりません。真相を知る為には、当時のコロコロコミックや小売店に配布していたカタログなどを読み漁るしかありません。

(バンプレストさんのアミューズメント景品カタログの一部)
トップ製菓さんのカードガム発売時の同時期に、数多くのポケモン関連商品を市場に出していたバンプレストさんなどのカタログと比較しても、トップ製菓さんの食玩の情報は露出が極めて低く今でも謎が多いです。
トップサンのポケモンカードは、海外からの注目度も高く、今後も国内での入手が難しくなる事は間違いないです。海外に流出した場合、ほぼ日本国内には戻ってこないです。店頭にて見かけた際には、手に取りますが、ちょっと最近の高額な値段では、一昔前の様に手軽に買える代物ではなくなりました。

ポケットモンスター トップ サン カードガム 解説

●ポケットモンスター トップサン カードガム ポケモン

今回ご紹介する玩具は、トップサンより1996年に発売された「ポケモンカードガム」のオマケになります。一部では、メディアファクトリー製の旧裏面(通称:旧裏)ポケモンカードよりも古い、最古のポケモンカードと呼ばれたりしておりますが、おそらくその説は有力ではないと思われます。この事は次回、詳しく解説したいと思います。
トップサンのカードは、バリエーション違いなどが多岐に渡り、旧裏よりも奥深いシリーズとなっております。(TCG界隈では、沼と呼ばれてます)
では何故そのように呼ばれているのか、大きく3つの特徴を挙げてご説明します。
1つ目にエラーカードの存在が挙げられます。
こちらのトップサンカードにも旧裏と同じく、エラーカードが存在しております。エラーカードというよりは、初版カードと呼んだ方が良いのかもしれません。

(左が番号なしのタイプ/右が番号ありのタイプ)

通常のカードは、掲載画像の右側の「フシギバナ」のカードの様に番号が掲載されているのですが、初版には左のフシギバナのカードの様に番号の記載がありません。
(全てのポケモンで初版カードが発行されたのか、一部のポケモンのみであるのかすら、正確な数も今の所判明しておりません)現在、こちらのトップサンシリーズの初版リザードンのカードは、状態の良い個体が5000万円で落札され世界一高額なポケモンカードに認定(※2021年現在)されております。高騰の理由は、人気のポケモンであり初版である事、さらに状態が極めて良好であるとの事でこの価格まで跳ね上がったのでしょう。

(リザードンやピカチュウなどのカード一覧)

続いて2つ目は、背面色の違いになります。
トップサンカードには、背面色に2通りのバージョンがあります。色は青色と緑色の2色となっており、一般的に青色が初期のタイプ、緑色が後期タイプで分けられております。ここまでを見ると『背景色が青色であれば、番号なしの初版カードであるのか』と認識してしまいそうですが、実はその考えは誤っており、背景色が青色でありながら、後期タイプの様に番号の掲載があるタイプなども確認されております。つまり、決して背面色が青色のカード全てが初版カードというわけでもないのです。この事が、フルコンプを目指そうと考えている人の一番の障壁となる問題かと思われます。

(番号ありのタイプでありながら背面青色のシェルダーのカード)

3つ目はプリズムシールのプリズム違いです
こちらは発売時に、あたり枠で極小数プリズムシールが封入されておりました。
こちらのプリズムシールも先にご紹介したノーマルカード同様、若干のバリエーション違いが存在しております。プリズムシールは、大きく2種類に分けられ「四角プリズム」と「ダイヤモンドカット」仕様の2種類に分けられます。更に、四角プリズムにも光り方の異なるタイプが確認されており、厳密に言うと2種以上のバリエーション違いのプリズムシールが存在しております。

(よーく見るとプリズムの仕様が異なります)

以上、3つの特徴を挙げてこちらのトップサンのポケモンカードを解説させていただきました。私自身こちらのカードについて、まだまだ不明な点も数多くあり、実際にトップ製菓さんへ確認のお問い合わせをした事があります。ただ残念な事に、当時のご担当者様が既にご退職しており、詳細が当社でも全く分からないとのご回答を頂きました。こちらのカードシリーズの全貌解明と完全コンプリート品を見れる日は、果たして訪れるのでしょうか。

キン肉マン キン肉マン2世 トップ 10円ガム

●キン肉マン キン肉マン2世 トップ 10円ガム

今回は、前回の記事でご紹介したキン肉マンプリントガムに続き、キン肉マンの10円ガムをご紹介します。こちらのガムにはシールは付いておりませんが、当たりくじが封入されておりました。パッケージイラストは、二世・テリー・ガゼル・セイウチン・ケビンの5名が描かれておりました。

キン肉マン キン肉マン2世 トップ プリントガム

●キン肉マン キン肉マン2世 トップ プリントガム

キン肉マン2世が放映されていた当時は、キンケシや食玩、カードに文具など、様々なキン肉マン二世関連商品が発売されました。発売時、私はまだ小学生でしたので買えるものに限度があり、色々な関連グッズに手を伸ばして購入する事ができませんでした。その様な中で、1つ30円という破格の安さ&シールが1枚オマケで付いてくると言った、非常にコスパの良いこちらの食玩に、当時はどハマりしました。
オマケのキラシールはアルミタイプで高級感があり、1枚ずつ大切にファイリングしておりました。しかしながら、当時私の住んでいた田舎のスーパーやコンビニなどにおいて、こちらの食玩を取り扱っているチェーンが異常に少なく、後になればなるほど収集が困難になり、そのままフェードアウトした記憶があります。
今では田舎に住んでいても、ネットショップやフリマアプリなどを使用すれば、気になる商品を簡単に手に入れられる環境が整っており、良い時代になったと痛感します。ただ、必死に友人らと自転車を漕ぎ、お菓子売り場でお目当ての商品を見つけた喜びと感動は、ネットショップを利用するだけでは絶対に経験出来ないと思います。大人へと成長するにつれてこの様な体験は、味わう機会が少なくなっていく為、幼少期に一度は経験していても損はないかなぁと思います。

トップ サン ポケモンシールガム ポケットモンスター

●トップ サン ポケモンシールガム ポケットモンスター


今回は前回に引き続きポケモンの食玩をご紹介しますッ!こちらの『ポケモンシールガム』はポケモン無印放映時には、よく菓子売り場で見かけた方も多いのではないでしょうか?駄菓子屋でも定番と言っていいほど棚に陳列されておりました。
ガムが一枚とシールが二枚の組み合わせは、今のトップ製菓さんのシールガム形態と変わりないですね。
おまけのシールは、ポケモンがリアルな背景にポツンと棒立ちしているイラストです。公式絵を模したアニメの画風になっておりますが、もう少しシールのレイアウトはどうにかならなかったのしょうか…笑
パッケージに描かれております、ダグトリオやカモネギ、ニョロモなどのイラストのシールは、公式絵ではなく動きのあるアニメ画風の為、珍しいですよね。

こちらのポケモンシールに限った話ではないのですが、年々ビンテージのポケモン食玩関連は値段が上昇してきている傾向です。今では比較的入手が容易なこちらのシールも、いずれ入手が困難になってくるのかと思うとゾッとします。比較的安価で購入できる時に押さえておく事が吉ですね。

シールの画像を追加掲載いたしました。サンドのシールは同じくトップ製菓のシールガムのオマケでした。こうして並べて見てみると今回ご紹介したシールと無背景のシールは好みが分かれそうですね。

トップ製菓 ポケモンカードガム ミュウツー

●トップ製菓 ポケモンカードガム ミュウツー


こちらのポケモンカードは、ガムが一枚とカード2枚付きの形態で販売されておりました、ポケモンカードガムのオマケです。
画像のカードは、当たり枠のプリズムタイプシールになります。プリズムのタイプは私が知る限りでは2~3種類確認しております。プリズムによって今の所、価格は変動していないので、フルコンプリートを目指す方以外は気にする部分ではないのかもしれません。
こちらのトップ製菓のカードも年々、評価が高まってきており、プリズムシールと番号なしのカード(カード左上の図鑑ナンバリング無しのタイプは、エラーカードとも呼ばれております。)は、高額で取引されております。また、背面の色(青色と緑色)によっても価格の変動が見られる様になりました。
こちらのミュウツーも高額な部類なのですが、1番の高額カードはリザードンになります。状態にもよりますが、一万円以上の価格が付いております。発売当初は一つ60円のお菓子のオマケであったので、まさにお宝になってます。もし、帰省などで実家に帰る機会があれば押入れをのぞいてみると、思わぬ値段が付くお宝が眠っているかもしれませんよ。