ポケモンコレクション バンダイ 1997

●ポケモンコレクション バンダイ 1997

90年代後半には、数多くのポケモン関連の食玩が発売されました。中でもこちらの食玩は、メッキをふんだんに使用した豪華な作りとなっております。同じメッキを使用したポケモン関連の玩具として有名な物は、共同さんが制作した「ポケモンメタルコレクション」があります。

(メタルコレクションシリーズは、小さいながらも精巧な作りと重厚感のあるフィギュアシリーズで当時の子供達に大変人気がありました。)

こちらのポケモンコレクションは、メタルコレクションと比較して、手に持った時のズシリと来る独特の重さこそ無いものの、大きさやメッキの輝きはメタルコレクションに引けを取らない魅力があります。
今回はこの中からAセットの「ミュウツー フシギバナ プリン ニョロゾ」のセットをご紹介します。ポケモン図鑑に掲載されているイラストに忠実なミュウツーやフシギバナの造形は、本当に素晴らしいです。メッキの輝きも相まって神秘的な美しさがあります。

(左からミュウツー・フシギバナ・ニョロゾ・プリン)

プリンやニョロゾもアニメテイストではなく、初期のモンスターテイストが残った造形になっております。
この頃のポケモンは、まだマスコット的なアニメありきのデザインではない為、このような立体物になっても統一感がとれている感じがします。メタルコレクションシリーズはマットな発色ですが、ポケモンコレクションシリーズはメッキの発色が強く鮮やかです。

ドラゴンボール カードダス セレクションブースターVOL1 バンダイ

●ドラゴンボール カードダス セレクションブースターVOL1 バンダイ

ドラゴンボールのカードダスシリーズは、プレミアムバンダイなどでちょくちょく発売されておりますが、こちらは一般販売された復刻版シリーズになります。
販売形態は、パック売りとカードダス自販機で行われておりました。発売当初、カードダス自販機での発売はよく見かけましたが、パック売りは中々売られている所を見つける事が出来ませんでした。パック売りの方は、売れ行きがあまり芳しくなかったのか、パック売りを見かけてもほぼ値下げされ、投げ売り状態の物を多く見かけました。
ドラゴンボールカードダスシリーズは、このVOL1から復刻デザインコレクションなどいくつか発売されたのですが、長続きはしませんでした。個人的には、もっとバンダイさんから発売して欲しかったのですが、ドラゴンボールの紙物玩具では「ドラゴンボールヒーローズ」が幅を利かせている為、今の子供達に新たに受け入れられにくいのかもしれません。かつての子供達に向けても、カードダス自販機がメインの販売となると、商売として中々難しかったのかも知れませんね。

スーパーマリオ スナック バンダイ

●スーパーマリオ スナック バンダイ


こちらは2016年にバンダイさんより発売された、スーパーマリオのスナック菓子になります。
スナックは、トマト味とチーズ味の2種が1つの袋に入っており、同時に食べることでピザ味ななるというお菓子でした。
ただ残念なことに、こちらにはシールやカードなどのオマケは封入されておりませんでした。パッケージイラストはマリオファミリーがドットや2D,3Dタイプなどで描かれたバリエーションに富んだ物でした。新旧マリオのイラストが使用された珍しいパッケージは、売り場でもかなり目を引きました。パッケージがこれだけ豪華なだけに、オマケが無いことが非常に勿体なく感じてしまいました。欲を言えば、マリオヒストリー的なマリオの歴史を、シールやカードにして封入して欲しかったです。
何かしらオマケが付いていれば、継続して何度も購入したんでしょうけど…結局一度購入して満足してしまいました。やはりこの手のお菓子は、どんなにお菓子が美味しくても、パッケージが可愛くても【オマケ】がないと魅力が半減してしまいますね。

ウルトラマングレート デルタプラズマー 変身&カラータイマー バンダイ

●ウルトラマングレート デルタプラズマー 変身&カラータイマー バンダイ

90年代初頭に幼少期を過ごした方にとってのウルトラマンは「グレート」と「パワード」が最も親しみがあるウルトラマンではないでしょうか。
今回ご紹介している「デルタプラズマー」は、ウルトラマングレートの本編において、主人公の「ジャック・シンドー」がウルトラマンに変身する際に使用したアイテムの玩具となります。特筆すべき点は、変身アイテムであるデルタプラズマーとは別に「チェストシート」と呼ばれるベストの様なアイテムも付属されていた点です。ウルトラマングレートはカラータイマーが、変身アイテムであるデルタプラズマーである為、この様なベストがオマケで付属していると、ウルトラマンごっこをする際に変身後もウルトラマンになりきって遊べます。バンダイさんの子供達への心遣いが光る素晴らしい玩具ですね。
後にも先にもウルトラマン玩具の中において、変身アイテムとベストがセットに発売された事はありません。ある意味ウルトラマンの玩具史においても貴重な玩具の1つと言えます。

ポケットモンスター ポケモン カードダス バンダイ システムファイル

●ポケットモンスター ポケモン カードダス バンダイ システムファイル

ポケモンカードダス専用のシステムファイルは、こちらのアニメ版と公式絵のタイプが当時バンダイさんより発売されておりました。
私の周りでは、こちらのファイルにカードダス以外のニッスイさんのポケモンバトルシールやポケモンパンのデコキャラシール、天田さんのシール烈伝、ポケモンキッズのオマケカードなどを保管している子供達が多かった印象があります。
リフィルのサイズがポケモンカード(ポケカ)とカードダスでは異なる為、ポケカをファイリングする事ができない点が唯一の不満点でした。ポケカとの互換性があれば、発売当時の他のポケモンカード(明治さんのゲットカード)なども保管できる為、子供達には最高のカードファイルになっていたでしょうね。

遊☆戯☆王 メタルキャッチ メタルカン バンダイ

●遊☆戯☆王 メタルキャッチ メタルカン バンダイ

今回ご紹介している遊戯王のメタルカンシリーズの玩具は、20年ほど前によく玩具屋に通っていた経験を持つ方ならば、誰しもが一度は目にした事がある玩具ではないでしょうか。何故、一度は見た事があるのではと話したかと言うと、実はこちらの商品…発売当初から全く売れておりませんでした。それは、当時6〜7歳程の子供であった私ですら『コレはいらないなぁ』と感じたほどです。
こちらの玩具は、よくレジ前や遊戯王カードを置いてある棚付近に他のトレーディングカード類と混ざってドカッと積まれておりました。その為、遊戯王カードはかなりの勢いで売れていく反面、どうしてもこちらのメタルカンが山積みになっている光景が目に留まりました。同じ様に、一向に売れる気配が感じられないまま放置されていた光景は、当時至る所の玩具店で目にしておりました。(今回、掲載している画像の物も2005年ごろのハローマックさんの閉店セールにて50円程で叩き売られていた物です)
何故あまり子供達に注目されなかったのかと言うと、遊戯王カードと比較して単純に初期投資が高く子供達には敷居が高い商品であったからだと思います。遊ぶためには1800円のスターターセットを購入しなければならず、メタルカンを増やす為には、1パック300円のブースターを買わなければなりませんでした。一応、他のメタルカンシリーズ(デジモン)と互換性はあったのですが、私の周りでは誰も遊んでいおりませんでした。
また、スターターを購入していざ遊び始めてもメタルカンのイラストに向かって磁石の塊をぶつける仕様の為、どうしてもメタルカンのイラストが剥がれたり傷が付いたりしてしまうなどの問題も起こりました。合わせてメタルカンは、単体で遊ぶ事ができなかった点も子供達が食い付かなかった要因の1つに挙げられるかと思います。
現在では、東映遊戯王時代の玩具の相場が上昇している波に乗る形で、こちらのメタルカンもそこそこの値段で取引されている光景を目にします。無駄に132種類もある為、コンプリートは至難の業と言えます。叩き売られていた際に、まとめて購入しておけば良かったと後悔している玩具です。

デジモンペンデュラム ディープセイバーズ デジタルモンスター  バンダイ

●デジモンペンデュラム ディープセイバーズ デジタルモンスター  バンダイ

こちらは、デジモンペンデュラムシリーズ第1弾の「ネイチャースピリッツ」が発売された2ヶ月後に発売された、ペンデュラムシリーズ第2弾となります。発売当時は、こちらとネイチャースピリッツを所持している子供が多かった印象があります。
当時は、放課後に公園や友人宅にてデジモンをバトルさせる事が子供達の遊びの中に自然と根付いておりました。その為「日夜バトルに勝つにはどの様にしたら良いのか?」を子供達は真剣に日夜考えていました。しかし、こちらを含むペンデュラムシリーズが発売された事によって、デジモン対戦環境は大きく変わりました。それは何故かというと『ペンデュラムは強すぎる』問題が発生した為です。ペンデュラムシリーズの発売前までの対戦では、初代デジモン同士の対戦がデフォでした。しかしペンデュラムシリーズ発売以降は、デジヴァイスシリーズやデジバトシリーズなど様々なデジモン携帯機が発売されました。その後続シリーズに対して、初代デジモンはめちゃくちゃ弱かったのです。もう本当に言葉が出ないくらい弱く、どれくらい弱かったのかと言うと「完全体がペンデュラムの成長期に負ける」事もよくある程でした。
ペンデュラムは振り子機能の搭載や新たなバトルシステムと育成システムの確立など、デジモン携帯機の歴史上でも今日までのデジモン携帯機のスタンスを確立させた記念碑的な作品であったと感じます。ただ、対戦機能のパワーバランスのみ、もう少し考えて発売して欲しかったなぁと感じます。

デジモンアドベンチャー デジヴァイス グレイモンカラー 八神太一 デジモン 

●デジモンアドベンチャー デジヴァイス グレイモンカラー 八神太一 デジモン

今回ご紹介しております「デジヴァイス」は.後に復刻されたver.15等とは異なり、1999年発売当時のデジヴァイスとなります。
発売当時こちらの「グレイモンカラー」の他に「ガルルモンカラー」「ヒカリカラー」「ノーマルカラー」の計4色が発売されました。4色それぞれの本体カラーは違えど、デジヴァイス本体には共通してクリア素材が使われておりました。この時期は、ゲームボーイや他の電子玩具にもクリアカラーを採用して発売された玩具が非常に多かった印象です。
こちらは長い間復刻される事がなく、ver.15が発売されるまでプレ値が長期間付いておりました。箱・説明書付きで3万円〜5万円程、本体のみでも1万円は軽く超えておりました。今では毎年の様にデジヴァイスが発売され、それに合わせる様にこちらの初代デジヴァイスの相場も下がっております。しかし下がったとは言え、まだまだ箱・説明書付きで1万円を軽く超えて取引されている事からも、こちらの初代デジヴァイスの人気が伺えます。
デジモンは電子玩具の為、近年では歩数機能や液晶が経年劣化により正常に作動、表示されていない本体もかなり目立ってきました。こちらの初代デジヴァイスの購入を検討されている方は、歩数機能の確認と液晶ドット欠けなどをよく確認してからの購入をお勧めします。
(ヒカリカラーとノーマルカラーは復刻がされていない為、他の2つよりも高額で取引されております。)

デジタルモンスター  デジモン シールダス バンダイ

●デジタルモンスター  デジモン シールダス バンダイ

今回ご紹介するデジモンシールは、発売当初アマダさんのポケモンシール烈伝の対抗馬的存在としてバンダイさんより発売されました。
パッケージに記載されている「全151種」などの文言は、流石に今の目で見てもやりすぎ感があります。この時代の子供達は、デジモンはデジモンの良さがあり、ポケモンはポケモンの良さがある事を自然と認識しており、両コンテンツを区別していた感じがします。しかしながら、生みの親である会社の公式商品で「151種」と煽っては、子供達も『ポケモンのパクリやん』と嫌でも感じてしまいます。この当時の151という数字は、子供達にポケモンを連想させるには充分過ぎるほどの力がありました。(ただでさえデジモンはポケモンの後発ブランドであり、縮めて○○モンって呼び名になるのに…)
アマダさんは、ポケモンの他にもデジモンアドベンチャーのアニメイラストを使用したシールを当時は発売していた為、こちらの商品は公式絵を用いたダークな雰囲気のデジモンシールとして、アマダさんの物ときちんと棲み分けできていたのですが…。いかんせんバンダイさんのやる気が感じ取れない、中途半端なデジモングッズになってしまった感が否めません。
ポケモンシール烈伝があれ程までに流行った要因は、ポケモンカードやその他のポケモン紙物玩具と比較して安価で大量のシールが手に入る事とポケモン図鑑を埋めていくゲーム内の擬似的体験が出来る部分が大きかったと感じます。一方、デジモンというコンテンツには図鑑という概念がなく、より強いモンスターを「育成」し「対戦」するという概念が1番の命題でした。その為、「対戦」要素もなくただ単に公式絵をペタッと貼り付けただけのこちらのシールは、発売時から子供達に見向きもされておりませんでした。後に大量にリサイクルショップやフリマにおいて未開封でゴロゴロ発見された例を見ると、相当売れなかったのだと思います。そりゃそうだよなぁ

KING OF THE HERO ウルトラヒーローシリーズ ウルトラマン ウルトラ怪獣 1988 バンダイ

● KING OF THE HERO ウルトラヒーローシリーズ ウルトラマン ウルトラ怪獣 1988 バンダイ

箱入りウルトラヒーローシリーズのソフビは、今でもちょくちょく見かけますが、こちらの「ウルトラ怪獣シリーズ」の箱入りソフビ人形は、めっきり見かけなくなりました。今回ご紹介している、ウルトラ怪獣シリーズは後に発売されるソフビ人形と細部の彩色や大きさなどが若干異なっており、付属しているカードはイラストや仕様が異なっておりました。
現行の500シリーズも良いですが、やはりウルトラヒーローシリーズで育った我々世代には、この大きさのソフビ人形がしっくりきますね。このサイズでもう一度、店頭にて発売して欲しいです。(近年はプレバンにて、当時リリースされていない未発売怪獣が復刻されましたが、あまりにも値段が高すぎです。5000円て…笑)