ゴジラ ムービーモンスター ソフビ バンダイ エラー

●ゴジラ ムービーモンスター ソフビ バンダイ エラー

今回は少し変わったゴジラのソフビ人形をご紹介します。こちらのゴジラは、パッと見ただけでは普通のソフビ人形なのですが…

なんと目のプリントが眉の部分にプリントされてしまったエラーソフビとなっています。
2022年現在では、こちらのソフビ が発売された90年代と比較すると、この様なエラー品はかなり少なくなりました。玩具を製作する際の技術が向上したおかげで、この様なエラー品が生産されにくい体制になっているのかもしれません。しかし、玩具売り場で通常とは異なるエラー品を見かけた際のなんとも言えない高揚感が無くなってしまい、少し寂しくも感じてしまいます。

●ウルトラマン ゼアス ピカリブラッシャー 電動歯ブラシ

今回ご紹介しているウルトラマンゼアスの変身アイテムである「ピカリブラッシャー」は、ブリスターパッケージと箱入りパッケージの2種類が発売されました。箱入りの方には説明書が別途付属しており、ブリスターパッケージには背面に使用方法などが記載されているスタイルでした。中身の歯ブラシ自体の違いなどは無く、単純にパッケージのみの仕様変更となっております。

(ブリスターパッケージの背面)

因みに白いタイプのピカリブラッシャーは、ウルトラマンゼアス1にて使用されましたが、公式グッズなどは発売されませんでした。今回の赤いタイプのピカリブラッシャーは、ウルトラマンゼアス2の劇中にて使用されたタイプとなります。前作品を視聴後に、どうしてもピカリブラッシャーが欲しかった子供達やファンの方々にとっては、待望の商品化であったと感じます。私も当時欲しかったのですが、買ってもらう事が出来ませんでした…

(商品名は「ヒカリブラッシャー」となっておりますが、ピカリブラッシャーが正しいのではないかと感じております。その為コチラのブログ内では、あえて前者の呼び名で今後も記載を行う予定です)

デジモン ペンデュラム エックス 1.5 デジタルモンスター 現在の章

●デジモン ペンデュラム エックス 1.5 デジタルモンスター 現在の章

今回は、歴代ペンデュラムシリーズの中でもズバ抜けて完成度が高いにも関わらず、発売された時期が悪かった不遇のペンデュラムエックスシリーズより、こちらの「デジモンペンデュラムエックス1.5現在の章死のX進化ダークブルー&オレンジ」をご紹介します。
今までのペンデュラムシリーズの本体デザインから、かなりデザインが変更され「新時代」を感じさせる近未来的な本体デザインとなりました。変更点は本体デザインだけではなく、ゲーム内に新しいバトル機能である「クエストモード」が新たに実装された事により、1人でもバトル遊びが出来る親切仕様となりました。また、バトルやジョグレスなどの機能も従来通り実装されており、今作では新たにクエストモードで入手した「エサ」の交換まで行う事ができました。まさに「デジモン液晶玩具の最終形態」とも呼べる、非常に完成度の高い玩具でした。
(玩具の完成度とは反対に、世間での認知度が圧倒的に低くいです。発売当時は、玩具店でも即ワゴン行きとなっておりました)
こちらのシリーズは、2022年現在までプレミアムバンダイなどでも復刻されておらず、発売当時もそこまで流行っているとは言い難いシリーズであった為、当時品も入手をする事が非常に困難です。運良く中古ホビーショップなどにて見つけたとしても、振り子機能が破損していることが多いです。とても良く出来たシリーズであり、こちらのシリーズを手に取った事がないデジモンファンの方にもオススメ出来るシリーズです。バンダイさんに是非とも復刻して頂きたいデジモン玩具の1つですが、公式さんにも忘れ去られているようですので、復刻までの道のりはまだまだ険しそうです

仮面ライダー BLACK RX ブラック 光る 変身ベルト

●仮面ライダー BLACK RX ブラック 光る 変身ベルト

こちらはバンダイさんより1988年に発売された「仮面ライダーブラックRX」の変身ベルトです。

仮面ライダーブラックRXが放映されていた当時は、こちらの「光る変身ベルト」の他に「アクションコントロール DX変身ベルト」や「サンライザー&リボルケイン」など数多くのベルトが発売されておりました。その中でも今回ご紹介しております「光る!」ベルトはその他のベルトには搭載されていない「ベルト内部のメカ」が見える特徴を有しておりました。

(ベルトの前面カバーを前に倒すことにより、ベルト内の赤と緑のクリアパーツが現れ、ベルトの発光に併せて発光するギミックでした)

今でもこちらの光るベルトは、中古ホビーショップなどでちょくちょく見かける事がありますが、使用する電池が角電池と少し特殊な為、動作の確認がされていない事が多々あります。また、個人的な私見ですが、付属のベルトも劣化が激しい個体が多く「破れ」や「切れ」などの破損品が多い印象が受けます。

(今でも100円ショップなどにて角電池は売られてはおりますが、中々日常生活では見かける事が少ないと思います。因みにこちらのベルトには角電池006Pを使用します)

今後、中古ホビーショップやフリマサイトなどでこちらのベルトの購入をご検討されていらっしゃる方は、動作の確認と併せてバックル本体に付属しているベルトに経年による破損がないかのご確認をされた方が良いかと思います。

デジモンスナック デジモン アドベンチャー バンダイ

●デジモンスナック デジモン アドベンチャー バンダイ

今回ご紹介する食玩は、デジモンアドベンチャー(無印)放映期に発売された数ある食玩の中でもトップクラスに出来の良い食玩でした。こちらの中身は、カレー味のコーンスナックとバトルキャップ、それに貼り付けて遊ぶシールが封入されているだけのごく普通の食玩でした。しかしながらこちらの食玩は、他のデジモン関連の食玩とは異なり、箱の表面や裏面に「ゲームのルール」「ゲーム内にて使用するライフカウンター」「デジモンすごろく」など、とにかく多くの情報を詰め込んで発売されました。その為、お菓子のコーンスナックやバトルキャップは勿論、箱の側面や背面を含め、本来捨てられるはずの箱までもオマケになる仕様となっておりました。開発に携わった当時のスタッフの方々の気合も感じられますが、なによりメインターゲットの子供達にとっては、とてもお買得感を感じることが出来る食玩であったと思います。

(こちらが、デジモンスナックの展開図です。側面にはライフカウンター、背面にはルール表、その背面にはすごろくゲームがありました)

オマケのバトルキャップは、当時でも珍しく「選ばれし子供達」をメインにしたオマケでした。当時でも選ばれし子供達の立体物は「ワンダーカプセル」くらいしか展開されていなかった為、結果的にこちらのバトルキャップは、非常にレアなアイテムとなりました。バトルキャップの出来も細部のモールドなどが細かく造られており、小さいながらも非常に出来が良いです。

(バトルキャップは、背面もしっかりと作り込まれており、この金型を使用して選ばれし子供達のプラモデルを作成して欲しいくらいの出来栄えです)

今回ご紹介したデジモンスナックは、今でも箱の出現率が極めて高く、バトルキャップよりも箱の出現の方が見かける事が多いです。それだけ当時、箱を切り取り大切に保管していた子供達が多かった事が容易に想像出来ます。現在、この様な形式の食玩は中々見かけません。こちらの食玩の様に担当者様の気合の入り具合が見て取れる食玩は、後年になってもパッケージの現存率が極めて高く、当時を知る上で非常に貴重な資料となります。(ロッテさんのジョイントロボや不二家さんのバトラーの聖剣など)パッケージに少しの遊び心を持たせた食玩が今後も増えていくと、収集していく上で楽しみも増えますし、なによりも子供達が喜ぶのではないでしょうか。ただ単にパッケージに公式絵を貼り、ラインナップを書いただけの食玩よりは、この様な形式の食玩の方が子供達の受け入れ性も高いと思います。ただ、コスト面の問題が背景にあるので、単価が上がってしまうジレンマもあり、なんとも難しい問題です。

ポケモンコレクション バンダイ 1997 その5

●ポケモンコレクション バンダイ 1997 その5

今回は、ラストとなります「ポケモンコレクション」シリーズのDとFセットをご紹介します。
Dセットのラインナップは「サワムラー」や「イーブイ」「カラカラ」の3匹とピカチュウの進化系である「ライチュウ」が目玉としてラインナップされておりました。

(左からライチュウ、サワムラー、イーブイ 、カラカラ)

一方のFセットには「ゲンガー」や「アーボック」と言った四天王のキクコが使用するポケモンが2体もラインナップされました。

(左からアーボック、ゲンガー、ラッキー、メタモン)

発売時は、今回紹介しているDとFのキットが食玩売り場にてよく散見されました。別にフィギュアの造形が悪いわけでもなく、他のキットと同様にモンスターボールクリップ(Fセットにはなんとマスターボールが付いていました!)もきちんと付属しておりました。

(各キットに付属していたランナーとモンスターボール、マスターボールクリップ)しかしながら、他のキットのラインナップと比較して見るとD・Fセットのラインナップが若干弱めである事は、否めなかったと思います。他のキットには、御三家ポケモンから人気ポケモンのピカチュウ 、伝説ポケモンのミュウツーやフリーザーなどがラインナップされているのに対し、こちらの双方のキットには、上記に挙げたポケモンは1匹もラインナップに含まれておりませんでした。今振り返るとなぜこの様な偏ったラインナップであったのか、成形色の都合もあるのでしょうが、正直分かりかねる部分も多々あります。ここからは私の勝手な想像なのですが、私がもしDセットのラインナップを考えるのであれば「サワムラー」ではなく「カイリュー」か「ケンタロス」へ入れ替えます。更にFセットの「アーボック」は「ミュウツー」か「ニドキング」へ入れ替えます。こうすれば、成型色の問題も心配せずに、他のラインナップと比較しても魅力がある様な感じがするのですが…如何でしょうか。(そもそも何故ミュウツーが、緑色の成型色Aセットに含まれているのか…謎が深まります)
今では到底考えられない、サワムラーやアーボックなどの渋めのポケモン達が、新発売のポケモン食玩のラインナップに堂々と含まれている事は驚きです。しかし、今の目で見ると、この様なラインナップは逆に新しく、とても新鮮な感じがします。全体的にポケモン黎明期の食玩らしさを奏でており、それを具現化したシリーズであったと思います。

ポケモンコレクション バンダイ 1997 その4

●ポケモンコレクション バンダイ 1997 その4

今回は前回のEセットに次いで、発売当時に人気のあった、こちらのBセットをご紹介します。
Bセットには、今も昔も人気のあるポケモン「リザードン」がラインナップされておりました。更に幻のポケモンである「ミュウ」も含まれている謎に豪華な仕様となっております。更に更に大型の「カイリキー」のキットも封入されているのですから、人気があった事も頷けます。前回の記事にて当時の「ピカチュウ」人気について少し触れましたが、当時の「ミュウ」の人気も絶大なものがあり、人気の度合いはピカチュウと肩を並べている程でした。コロコロコミック誌上においてのミュウの配布キャンペーンなどは伝説ですよね。更にこちらのセットには「ポケットモンスター赤」の看板ポケモンであるリザードンもラインナップされており、当時の子供達にとっては非常に魅力的なセットでした。

(左からリザードン、カイリキー、ポリゴン、ミュウ)
現に、幼少期の私もこちらのセットとEセットを当時買ってもらいました。特にこのBセットの人気は凄まじい物で、スーパーマーケットを何件回ってもらったか分からない程です。こちらの食玩シリーズは、総じてフィギュアの造形が良いのですが、特にリザードンの造形はかなり良く出来ており、メッキの美しさと良くマッチしていると思います。(メッキ仕様のここまでのサイズのリザードンのフィギュアは、他に類を見ません)カイリキーも迫力ある造形で、ベルトなどの細かな装飾品も良く再現しております。
大型のポケモンと小型のポケモンを均等に2体ずつ手に入れる事ができる、バランスの取れたセットでした。

ポケモンコレクション バンダイ 1997 その3

●ポケモンコレクション バンダイ 1997 その3

早くも第3回目となりました「ポケモンコレクションシリーズ」のご紹介です。
本日は、発売時に最も人気であったEセットについて詳しく見ていきたいと思います。
なぜこちらのEセットのキットが、当時1番人気が高かったのかは、90年代後期に幼少期を過ごした方は、良く分かるかと思います。それは何かと言うと「ピカチュウ」の存在です。こちらのセットには、唯一ピカチュウがラインナップされておりました。ピカチュウ の人気は、こちらの食玩が発売された97年時(ピカチュウの人気は衰える事なく、96年〜99年頃まで人気が続きました)において凄まじく、こちらの食玩以外の他の食玩であっても、ピカチュウの封入されているタイプの物は、どれもすぐに売り切れておりました。こちらはオープンパッケージの為、初めからピカチュウがどの箱に封入されているのか分かりますが、クローズドパッケージの食玩では、子供達が食玩の中身を開けて中を確認している事も散見され、子供菓子売り場は悲惨なものでした。
話が逸れてしまいましたが、ポケモン人気に本格的に火がつき、特にピカチュウ人気が爆発していた際にこちらが発売された為、当時Eセットの入手は1番困難でした。

(左からケーシィ、ピカチュウ 、ニャース、コダック)
ラインナップは、ピカチュウ、ケーシィ、コダック、ニャース、モンスターボールクリップと大型のポケモンは一切ラインナップに含まれておりませんでした。それでも当時のピカチュウ人気の事もあり、このEセットのラインナップは他のセットと比較して、子供達にとって非常に魅力的なセットである事は、間違いなかったです。当時の子供的には『ピカチュウの立体物が確実に手に入る』事が1番の魅力だったのかもしれません。

ポケモンコレクション バンダイ 1997 その2

●ポケモンコレクション バンダイ 1997 その2

今回は「ポケモンコレクション」シリーズよりCセットをご紹介します。
こちらのCセットには、フリーザー・カメックス・ラプラス・ギャラドスとモンスターボールクリップがラインナップされておりました。
整形色は青色のメッキ塗装が施されております。元々の体色も青を基調とした、ポケモンがラインナップされている為、無彩色でも見栄えが良いです。更にこちらのシリーズには、ランナーと一緒にシールも付属されておりました。シール&メッキ塗装キットが付いて、定価300円は、今では到底考えられない売価設定でしたね。

(左からフリーザー、ラプラス、カメックス、ギャラドス)

ポケモンコレクション バンダイ 1997

●ポケモンコレクション バンダイ 1997

90年代後半には、数多くのポケモン関連の食玩が発売されました。中でもこちらの食玩は、メッキをふんだんに使用した豪華な作りとなっております。同じメッキを使用したポケモン関連の玩具として有名な物は、共同さんが制作した「ポケモンメタルコレクション」があります。

(メタルコレクションシリーズは、小さいながらも精巧な作りと重厚感のあるフィギュアシリーズで当時の子供達に大変人気がありました。)

こちらのポケモンコレクションは、メタルコレクションと比較して、手に持った時のズシリと来る独特の重さこそ無いものの、大きさやメッキの輝きはメタルコレクションに引けを取らない魅力があります。
今回はこの中からAセットの「ミュウツー フシギバナ プリン ニョロゾ」のセットをご紹介します。ポケモン図鑑に掲載されているイラストに忠実なミュウツーやフシギバナの造形は、本当に素晴らしいです。メッキの輝きも相まって神秘的な美しさがあります。

(左からミュウツー・フシギバナ・ニョロゾ・プリン)

プリンやニョロゾもアニメテイストではなく、初期のモンスターテイストが残った造形になっております。
この頃のポケモンは、まだマスコット的なアニメありきのデザインではない為、このような立体物になっても統一感がとれている感じがします。メタルコレクションシリーズはマットな発色ですが、ポケモンコレクションシリーズはメッキの発色が強く鮮やかです。