デジタルモンスター  デジモン シールダス バンダイ

●デジタルモンスター  デジモン シールダス バンダイ

今回ご紹介するデジモンシールは、発売当初アマダさんのポケモンシール烈伝の対抗馬的存在としてバンダイさんより発売されました。
パッケージに記載されている「全151種」などの文言は、流石に今の目で見てもやりすぎ感があります。この時代の子供達は、デジモンはデジモンの良さがあり、ポケモンはポケモンの良さがある事を自然と認識しており、両コンテンツを区別していた感じがします。しかしながら、生みの親である会社の公式商品で「151種」と煽っては、子供達も『ポケモンのパクリやん』と嫌でも感じてしまいます。この当時の151という数字は、子供達にポケモンを連想させるには充分過ぎるほどの力がありました。(ただでさえデジモンはポケモンの後発ブランドであり、縮めて○○モンって呼び名になるのに…)
アマダさんは、ポケモンの他にもデジモンアドベンチャーのアニメイラストを使用したシールを当時は発売していた為、こちらの商品は公式絵を用いたダークな雰囲気のデジモンシールとして、アマダさんの物ときちんと棲み分けできていたのですが…。いかんせんバンダイさんのやる気が感じ取れない、中途半端なデジモングッズになってしまった感が否めません。
ポケモンシール烈伝があれ程までに流行った要因は、ポケモンカードやその他のポケモン紙物玩具と比較して安価で大量のシールが手に入る事とポケモン図鑑を埋めていくゲーム内の擬似的体験が出来る部分が大きかったと感じます。一方、デジモンというコンテンツには図鑑という概念がなく、より強いモンスターを「育成」し「対戦」するという概念が1番の命題でした。その為、「対戦」要素もなくただ単に公式絵をペタッと貼り付けただけのこちらのシールは、発売時から子供達に見向きもされておりませんでした。後に大量にリサイクルショップやフリマにおいて未開封でゴロゴロ発見された例を見ると、相当売れなかったのだと思います。そりゃそうだよなぁ

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