遊戯王 バンダイ カードダス 第3弾 台紙

●遊戯王 バンダイ カードダス 第3弾 台紙

遊戯王カードダスの最終弾を飾ったのが、こちらの台紙でした。
台紙には「遊戯王 Final」と銘打たれており、メテオブラックドラゴンとブルーアイズの英語版にスポットを当てた構図となっております。
こちらの弾が発売された頃には、コナミさんより今でも発売されている「遊戯王 オフィシャルカードゲーム」も世に出ていました。私の周りでは、まだまだこちらのバンダイさんのカードダスを収集している子供達が一定数おりましたが、いつからか私の周りでは『バンダイ版は軟式(有式?)、コナミ版は硬式』と呼ばれ、バンダイ版の立ち位置は「遊戯王の練習用」「公式であるのに偽物」的な立場と変貌していきました。
今ではバンダイ版のカードも再評価され、市場でもそれなりの価格が付いております。しかも現役で遊戯王を遊んでいる子供達にも知られる存在となっており、トークンとして使用したり、非公式で小規模な大会なども開かれているそうです。このことを聞くと『私達が熱く青春を燃やしたカードが再評価された』と嬉しく思う反面、当時を知る私たち世代の多くの方は一度バンダイ版から離れ、コナミ版へと心変わりした過去がある為、過去の歴史を振り返ると何故か複雑な気分になります。

ポケットモンスター トップ サン カードガム 解説②

●ポケットモンスター トップ サン カードガム 解説②

こちらのトップサンのポケモンカードは、8〜10年ほど前まで、中古ホビーショップなどで旧裏カード同じく、ほぼゴミの様な扱いを受けておりました。カード100枚のまとめ売りの中に無造作にまとめられ、叩き売られていました。もっとひどい時は、ポケモンカードのまとめ売りの”かさ増し”の一部に使われていたりと、散々な扱いでした。こちらのトップサンカードを取り巻く環境に変化が起きたのは、2015〜16年あたりであると思います。
それまで細々と旧裏の収集を、ごく一部の方々がされていたのに対し、この年あたりから旧裏を収集されるコレクターが目に見えて増えてきた感じがします。この時期にトップサンのカードもじわじわと値段がついてきました。とは言え、今の様な取引価格とは程遠く、1万円ほどの予算で大量のカードを手に入れる事ができました。今ではとても考えられないです。
本格的にこちらのカードの人気に火がついたのは、ここ2.3年の間であると思います。特に海外のコレクターから最古のポケモンカードとして認知され、収集家の目に留まり始めた事が1番の要因かもしれないです。しかし、こちらのトップサンのポケモンカードが最古のポケモンカードではないと私は考えております。
理由として、「プリズムシールに採用されているイラストが全て2期のイラスト」である為です。このプリズムシールに採用されたイラストは、ゲームボーイのブルーバージョンが発売された際に、新規で書き起こされた公式イラストとなります。


(左のカードの公式絵が1期イラスト/右のカードのイラストが2期)

ブルーバージョンの発売日は1996年の10月15日であり、ポケモン赤緑の発売日の1996年2月27日よりも約7ヶ月も後になります。一方、ポケモンカードの第1弾の発売日は、1996年の10月20日です。当初からゲームの開発と同時に旧裏のポケモンカードの開発も行われていた事は「ポケモンカードゲーム アートコレクション2016」の書籍の中においての有田さんの談話で語られておりました。その為、第1弾の旧裏ポケモンカードには、ブルーバージョンの公式イラストが一切使用されておりません。恐らく、第1弾の開発時の際には、ブルーバージョンの公式絵を採用する事が時間的にも厳しかったのだと思われます。ブルーバージョンの発売日から僅か5日で旧裏の第1弾カードを発売する事が出来た背景には、ゲームの開発と同時にプロジェクトを進めており、新たな公式絵などを採用する暇がなかった。また、10月の発売に合わせて8月頃から既にカードの印刷が始まっていたからであると考えます。この事からも、最古のポケモンカードは旧裏であると考えます。併せて、トップ製菓さんのポケモンカードガムにブルーバージョンの公式絵を使用して発売する事は、ポケモンのブルーバージョンが発表され、旧裏が発売される極短期間で行わなければならない事になります。一般的に市場へ新たな商品を発売する際には、どんなに早くても半年以上はかかると考えます。その為、ブルーバージョンの発売が決まり、新たな公式絵を1996年の5.6月に入手したとしても、そこからカードガムを10月20日までに製造するには、時間的にもかなり厳しいのではないかと思います。(恐らくパッケージに1995年の文字がある為、最古のポケモンカード説が唱えられたのかもしれません。)
ただし、これまでの考察は、私の完全な推理である為、真相は分かりません。真相を知る為には、当時のコロコロコミックや小売店に配布していたカタログなどを読み漁るしかありません。

(バンプレストさんのアミューズメント景品カタログの一部)
トップ製菓さんのカードガム発売時の同時期に、数多くのポケモン関連商品を市場に出していたバンプレストさんなどのカタログと比較しても、トップ製菓さんの食玩の情報は露出が極めて低く今でも謎が多いです。
トップサンのポケモンカードは、海外からの注目度も高く、今後も国内での入手が難しくなる事は間違いないです。海外に流出した場合、ほぼ日本国内には戻ってこないです。店頭にて見かけた際には、手に取りますが、ちょっと最近の高額な値段では、一昔前の様に手軽に買える代物ではなくなりました。

ポケットモンスター トップ サン カードガム 解説

●ポケットモンスター トップサン カードガム ポケモン

今回ご紹介する玩具は、トップサンより1996年に発売された「ポケモンカードガム」のオマケになります。一部では、メディアファクトリー製の旧裏面(通称:旧裏)ポケモンカードよりも古い、最古のポケモンカードと呼ばれたりしておりますが、おそらくその説は有力ではないと思われます。この事は次回、詳しく解説したいと思います。
トップサンのカードは、バリエーション違いなどが多岐に渡り、旧裏よりも奥深いシリーズとなっております。(TCG界隈では、沼と呼ばれてます)
では何故そのように呼ばれているのか、大きく3つの特徴を挙げてご説明します。
1つ目にエラーカードの存在が挙げられます。
こちらのトップサンカードにも旧裏と同じく、エラーカードが存在しております。エラーカードというよりは、初版カードと呼んだ方が良いのかもしれません。

(左が番号なしのタイプ/右が番号ありのタイプ)

通常のカードは、掲載画像の右側の「フシギバナ」のカードの様に番号が掲載されているのですが、初版には左のフシギバナのカードの様に番号の記載がありません。
(全てのポケモンで初版カードが発行されたのか、一部のポケモンのみであるのかすら、正確な数も今の所判明しておりません)現在、こちらのトップサンシリーズの初版リザードンのカードは、状態の良い個体が5000万円で落札され世界一高額なポケモンカードに認定(※2021年現在)されております。高騰の理由は、人気のポケモンであり初版である事、さらに状態が極めて良好であるとの事でこの価格まで跳ね上がったのでしょう。

(リザードンやピカチュウなどのカード一覧)

続いて2つ目は、背面色の違いになります。
トップサンカードには、背面色に2通りのバージョンがあります。色は青色と緑色の2色となっており、一般的に青色が初期のタイプ、緑色が後期タイプで分けられております。ここまでを見ると『背景色が青色であれば、番号なしの初版カードであるのか』と認識してしまいそうですが、実はその考えは誤っており、背景色が青色でありながら、後期タイプの様に番号の掲載があるタイプなども確認されております。つまり、決して背面色が青色のカード全てが初版カードというわけでもないのです。この事が、フルコンプを目指そうと考えている人の一番の障壁となる問題かと思われます。

(番号ありのタイプでありながら背面青色のシェルダーのカード)

3つ目はプリズムシールのプリズム違いです
こちらは発売時に、あたり枠で極小数プリズムシールが封入されておりました。
こちらのプリズムシールも先にご紹介したノーマルカード同様、若干のバリエーション違いが存在しております。プリズムシールは、大きく2種類に分けられ「四角プリズム」と「ダイヤモンドカット」仕様の2種類に分けられます。更に、四角プリズムにも光り方の異なるタイプが確認されており、厳密に言うと2種以上のバリエーション違いのプリズムシールが存在しております。

(よーく見るとプリズムの仕様が異なります)

以上、3つの特徴を挙げてこちらのトップサンのポケモンカードを解説させていただきました。私自身こちらのカードについて、まだまだ不明な点も数多くあり、実際にトップ製菓さんへ確認のお問い合わせをした事があります。ただ残念な事に、当時のご担当者様が既にご退職しており、詳細が当社でも全く分からないとのご回答を頂きました。こちらのカードシリーズの全貌解明と完全コンプリート品を見れる日は、果たして訪れるのでしょうか。

ポケモンセンター ポケットモンスター 腕時計 ピカチュウ キモリ ミズゴロウ アチャモ

●ポケモンセンター ポケットモンスター 腕時計 ピカチュウ キモリ ミズゴロウ アチャモ

こちらの腕時計は、2003年にポケモンセンターにて発売された限定の腕時計となります。
時計の盤面にはルビーサファイア期の御三家「キモリ・アチャモ・ミズゴロウ」とピカチュウの4匹が描かれております。こちらの4匹のポケモンは、時計が入っている箱にも描かれておりました。

遊戯王 デュエルモンスターズ EX-R コナミ

●遊戯王 デュエルモンスターズ EX-R コナミ

今回ご紹介している遊戯王の玩具は、作中の遊戯と海馬をモチーフにしたテーマデッキが2つ封入されておりました。こちらを1つ購入すれば、すぐに友人や兄妹とデュエルが出来ました。しかもこちらには、遊戯王のルールを解説したルールブックに加え、VHSも付いておりました。遊戯王のデッキ2つと特典カード、更にはVHSが付いてお値段なんと3000円!こちらが発売された当時、私はまだ小学生でしたが、このスターターセットを所持している友人が多くいた感じがします。
一方で、私よりも少し上のお兄ちゃん達は、こちらを殆ど買っていない印象でした。塾やスイミングスクールで出会う年上のお兄ちゃん達は『それを買うくらいならサーチしてレアカードを沢山買う』と豪語していた方ばかりでした。確かにこちらのセットが発売されていた当時は、レアカードのサーチが容易でした。カードパックの裏側を指で擦り、一番後ろのカードが1枚飛びてきたら、そのカードはスーパーレア以上のカードが確定しておりました。その為、サーチ全盛期においてパックが剥き出しで売られているコンビニなどでは、カードを買う気にはなりませんでした。遊戯王のパックは売られているけれど、確実にレアカードが出ないパックばかりが売られている環境が多発しており、子供達はレアカードに飢えておりました。その様な環境の中、こちらのセットが発売され、入手が困難なレアカードが数多く再録されました。しかもこちらのセットは多くの玩具屋の店頭に大量に積まれており、入手も用意でした。その為こちらのセットに飛びついた小学生が多くいたのかもしれません。ただよく売れていたかと言うと、この時期の遊戯王カードにしては、正直あまり売れていなかった印象です。事実、こちらのセットは長い間玩具店にて売れ残っており、5〜6年前の遊戯王バブルが発生する前までは普通に老舗の玩具店にてよく見かけておりました。これから遊戯王を始める子供達やレアカードをあまり所持していない子供には喜ばれたセットであった一方、ある程度のカードを所持している子供達にとっては、3000円払うくらいならサーチしてパックやボックスを買う方が魅力的だったのかもしれません。

ポケモンパン ポケモン アップルカスターパン たまごパン リザードン カメックス フシギバナ ミュウツー 第一パン

●ポケモンパン ポケモン アップルカスターパン たまごパン リザードン カメックス フシギバナ ミュウツー 第一パン

ニンテンドー3DSソフト「オメガルビー・サファイア」が発売された頃から、ポケモンパンにもゲームと連動したオマケがデコキャラシールとは別に封入される様になりました。
こちらのパンのシリーズには「ポケモンスクラップ」と呼ばれるシールが1枚封入されており、記載されている番号を入力して点数を集めていく仕様となっておりました。ある一定の点数を集めると、特別なポケモンを手に入れる事が出来ました。

ポケモン 非売品 特製シールケース

●ポケモン 非売品 特製シールケース

こちらのシールケースは、恐らく当時のイベントか店頭キャンペーンなどのタイミングで配布された販促品であると思います。詳細がいまいち分からず、メーカーの記載などもありません。
作りなどは非常に良くできており、特にロケット団のシールケースは、写真を貼る場所が

ポケモンカード 海外版の見分け方 (Shadowless Cards)(1stEdition)

ポケモンカード【海外版】の見分け方 シャドーレスカードと1stEditionカード編

ポケモンカードは近年、日本国内のみならず世界的にブームに火が付いております。特にトレカ界隈での最近の熱量で言えば、旧裏が発売された時よりも大きいと感じます。その様な中で、旧裏面の初版(レアリティマークなし)と再販の見分け方はある程度、浸透している感じがします。(厳密にはプロモカードなど、一部のカードもレアリティマークのないものがあります。)しかしながら、海外のポケモンカードの初版(1stEdition)の見分け方については、あやふやなコレクターが多いのではないでしょうか。
今回は、海外版の1stEditionポケモンカードの見分け方について簡単に3つに分けて解説します。
まず一つ目に、掲載しているカイリキーのカードを参考に解説をさせていただきます。この2枚のカードは、パッと見ると同じカードの様に見えますが、両のカードの左側面には"1stEdition"マークが付いております。基本的にこのマークの有無で1stEditionのカードかどうかの判別が付きます。
二つ目は、ポケモンカードのイラストを囲っている枠の"影"になります。この影の有無がコレクターから俗に呼ばれる"シャドーレス"と呼ばれるカードの見分けるポイントです。海外のポケモンカードは、発売時期により微妙にカードの仕様が変わっており、シャドーレスでありながら1stEditionマークが付いていないカードもあります。1stEditionマーク無しのシャドーレスカードなどは、2版のカードに当たります。
三つ目はカード下部のテキスト表記です。Nintendoのテキスト全面の数値が「99」と表記されているカードは、1stEditionカードとなります。
上に挙げた見分け方の他にも、カードテキストの字体が異なっているなどの違いがあります。日本の旧裏面カードも奥が深いが故に、収集も非常に熱が入るのですが、海外版も同様に奥が深いですね。先日、海外版のリザードン1stEditionカードが日本円にして3000万円で取引されるなど、年々海外版の1stEditionのポケモンカードに注目が集まり、入手が困難になってきております。5.6年前、旧裏面の収集をある程度終えた際に『海外版のポケモンカードはまだいいか』と呑気に構えていた事がかなり悔やまれます

スーパーマリオ スナック バンダイ

●スーパーマリオ スナック バンダイ


こちらは2016年にバンダイさんより発売された、スーパーマリオのスナック菓子になります。
スナックは、トマト味とチーズ味の2種が1つの袋に入っており、同時に食べることでピザ味ななるというお菓子でした。
ただ残念なことに、こちらにはシールやカードなどのオマケは封入されておりませんでした。パッケージイラストはマリオファミリーがドットや2D,3Dタイプなどで描かれたバリエーションに富んだ物でした。新旧マリオのイラストが使用された珍しいパッケージは、売り場でもかなり目を引きました。パッケージがこれだけ豪華なだけに、オマケが無いことが非常に勿体なく感じてしまいました。欲を言えば、マリオヒストリー的なマリオの歴史を、シールやカードにして封入して欲しかったです。
何かしらオマケが付いていれば、継続して何度も購入したんでしょうけど…結局一度購入して満足してしまいました。やはりこの手のお菓子は、どんなにお菓子が美味しくても、パッケージが可愛くても【オマケ】がないと魅力が半減してしまいますね。

ポケットモンスター ポケモンカードゲーム ワールドチャンピオンシップ WCS トロフィー 2004 2005

●ポケットモンスター ポケモン カードゲーム ワールドチャンピオンシップ WCS トロフィー 2004 2005

今回ご紹介するグッズは、ポケモンWCSのトロフィーとリュック(バッグ) 、帽子になります。
帽子の正面にはWCSのロゴが刺繍されており、背面にはリザードンが刺繍されております。リュックは、ウルトラプロのロゴと共にWCSのロゴがプリントされています。トロフィーには、ピカチュウとWCS2004のロゴが付いており、トロフィーの底面にはモンスターボールが描かれております。
ポケモンにゲームやカードで触れていた世代が、一度は夢を見て憧れる事と言えばWCSに出場し入賞する事であると思います。私も予選大会に出場していたのですが、当時は中々勝ち進むことが出来ませんでした。その為、大人になってもWCSのトロフィーには強い憧れがあります。国内外問わず、WCS関連のトロフィーや入賞グッズはめったに市場に出てこない為、見かけた際には迷わず購入を決めております。いつかは自分の手でトロフィーを掴み取りたいのですが…ゲームでの入賞となると、厳選や現環境への慣れは必須ですし、ポケモンカードでは近年のプレイヤー人口増加によりそもそも大会に参加できるかが危ういです。トロフィー入手までの道のりはかなり険しそうです。