森永 ゴジラ ゴジラⅡ怪獣大決戦 フーセンガム カード

● 森永 ゴジラ ゴジラⅡ怪獣大決戦 フーセンガム カード

森永製菓さんより「怪獣大決戦」と言う名前で発売されたフーセンガムのオマケが、こちらのカードになります。1つのパックに、怪獣カード集(蛇腹式のカード)とシール1枚が封入されている豪華な仕様でした。お菓子の名前の「怪獣大決戦」の名に相応しく、カード写真は映画「フランケンシュタイン対地底怪獣」や「サンダ対ガイラ」などゴジラメインの作品以外からも選出されています。
余談となりますが、前回ご紹介したロッテ製菓さんより同時期に発売されていた「仮面ライダーフーセンガム」とオマケのカード形式が酷似しており、フーセンガム以外は同じ制作会社様が作られていたのかもしれません。


(写真上がロッテ製菓さんの仮面ライダーカード。写真下が森永製菓さんの怪獣大決戦カード)

ロッテ 仮面ライダー フーセンガム カード

● ロッテ 仮面ライダー フーセンガム カード

こちらの蛇腹式の5枚つづりのカードは、ロッテ製菓さんより「スカイライダー」放映期に発売された、フーセンガムのオマケです。カードとは別にシールまで付いて50円でした。
カードは、仮面ライダー1号〜スカイライダーまでの各ライダー達とライダー敵怪人達がラインナップされています。特に敵怪人のカードは種類が豊富であり、仮面ライダーX(エックス)や仮面ライダーアマゾン、仮面ライダーストロンガーなどからも、しっかりと選出されております。個人的に「水蛇怪人ヒュドラー」や「獣人ヘビトンボ」など、渋い怪人や獣人がラインナップされている事に感激しました。単純に5枚つづり全てのカードを仮面ライダーのポーズ違いなどで埋めるのではなく、敵怪人を3〜4枚も投入するロッテ製菓さんの姿勢に、この商品への本気度を感じ取れます。

ポケットモンスター カード 旧裏面 第1弾 ショートパック ポケモン

● ポケットモンスター カード 旧裏面 第1弾 ショートパック ポケモン

今日まで続いている、ポケモンカードゲームの最古のパックが、こちらの通称「ショートパック」と呼ばれるパックになります。発売は1996年10月でした。世界で最初に発売されたポケモンカードのパックであり、かつ初版(レアリティマークなし)のカードが封入されている貴重なパックでもあります。

(画像左:ショートパック画像右:通常パック)

ショートパックは、小売店のフック什器に引っ掛ける為のパック上部の耳の部分がありません。その為、後に販売された耳ありの通常パックと比較して、大きさが小さい事から「ショートパック」と呼ばれる様になりました。しかしながら、発売当初はショートパックなどと呼ばれ、今の様に神格化されてはおりませんでした。(レアリティマーク無しの初版カードが、必ず封入されている訳でもありませんでした)
当時は、現在の様にポケモンカードを投機商材として扱う様な事はなく、純粋に子供の玩具の内の1つと言った認識でした。当然、私を含む当時の子供たちも「これなんかパック違うな」程度にしか感じておらず、レアリティマーク無しの初版のカードも、通常カードと同等のレアリティ扱いで仲間内でもトレードなどを行っていました。
昨今のポケモンカード界隈は、心からポケモンカードを収集して楽しもうとしている方が、少ないと感じます。今回のショートパックもGoogleやYahoo、Xなどを通して目にし、投機商材として手にしたいと思われている方が非常に多い印象です。かつての様に、古くからのコレクターの方々が懐かしさを求めたり、新規のポケモンカードユーザーの方が、ポケモンカードの歴史に触れたいと思われた際に、直ぐに手に取れる様な環境に戻ってほしいですね。

ブルマァク ガンダー スタンダード ソフビ (軟質)

● ブルマァク ガンダー スタンダード ソフビ (軟質)

ガンダーのソフビには「軟質」と呼ばれる柔らかい素材のソフビと「硬質」と呼ばれる固い素材のソフビの2種が存在しています。軟質ソフビの方が、初期に出荷されたとされている為「第一期」や「初期版」などと呼ばれ、硬質版と棲み分けがされています。

ブルマァク アンギラス スタンダード ソフビ

● ブルマァク アンギラス スタンダード ソフビ

ブルマァクのゴジラシリーズの中でも、比較的入手難易度が優しいソフビ人形が、こちらのアンギラスです。入手難易度が優しいからと言って、造形や塗装が他の怪獣よりも劣っている訳ではありません。特に頭部や背中の特徴的な角の再現、オレンジの成型色にブルーのスプレーが美しい造形美を放っています。


(バンダイ製・ブルマァク製共にアンギラスは凛とした表情をしており、人間の味方であるヒロイックな感じを受けます)

ブルマァク タッコング 帰ってきた ウルトラマン スタンダード ソフビ

● ブルマァク タッコング 帰ってきた ウルトラマン スタンダード ソフビ

こちらのタッコングは、記念すべき「帰ってきたウルトラマン」の第一話と第二話に登場した怪獣です。それまでの怪獣と異なる愛らしいフォルムの怪獣であり、帰ってきたウルトラマンシリーズを代表する怪獣であると感じます。
タッコングのスタンダードソフビ人形は、1971年にブルマァクより発売されたのですが、こちらの他にもジャイアントサイズなるソフビも発売されておりました。そちらは、殆ど市場に出てくることがない幻の怪獣ソフビの1つとなっています。足裏には何故か「ダッコング」と誤って記載されています。お値段は…軽く100万円は超えてくる恐ろしいソフビ人形です。

ブルマァク 帰ってきたウルトラマン ウルトラマン ジャック スタンダード ソフビ

● ブルマァク 帰ってきたウルトラマン ウルトラマン ジャック スタンダード ソフビ

第二次怪獣ブーム期に誕生した「帰ってきたウルトラマン」のスタンダードソフビです。こちらのソフビも近年じわじわと高騰してきており『状態の良い物が出てくるまで待とう』などと考えていると、あっという間に値段が高騰してしまう状況になっております。
現在では、初代マン〜セブンまでのソフビ人形の人気が特に高く、コレクターも集中しています。しかし、ソフビコレクター間では、今後こちらの「帰ってきたウルトラマン」シリーズ以降のソフビに注目し、早めに目当ての怪獣を確保しておいた方が良いのではないかとの動きも出始めています。が…近年は、市場に出てくるビンテージソフビ自体の数が少ない為、お目当ての怪獣やヒーローソフビに出会うまでが一苦労であったりもします。

バンダイ 遊戯王 カードダス 1998 台紙 第3弾

● バンダイ 遊戯王 カードダス 1998 台紙 第3弾

遂にバンダイ版の遊戯王カードも、こちらの第3弾で終了を迎える事になりました。台紙にも「遊戯王 Final」と金文字で銘打たれております。
最終弾と言うこともあり、人気キャラクターである「青眼の白龍」の英語版が超目玉カードとして封入されました。更に、これまでのカードダスらしさ全開とも言える4枚のカードを繋げる事により、1枚のイラストとなる「青眼の白龍3体連結」の登場。また、東映版遊戯王にのみ登場した「ゴーゴン」や、それの召喚に必要な「レッドヘカテー・バイオレットヘカテー・イエローヘカテー」の悪の女神三姉妹のカードなど、最終弾を飾るに相応しく、東映版遊戯王を象徴するカード達が数多くラインナップされました。

バンダイ 遊戯王 カードダス 1998 台紙 第2弾

● バンダイ 遊戯王 カードダス 1998 台紙 第2弾

第1弾のバンダイ版遊戯王カードが飛ぶ様に売れた為、同年すぐに第2弾が発売されました。この弾には、バンダイ版カードダス唯一の罠カード「鎖付きブーメラン(プロモカードでは「聖なるバリア ~ミラーフォース~」が罠カードで存在しています)や遊戯と城之内の友情によって生み出された最強カード「ブラック・デーモンズ・ドラゴン」が目玉カードとしてラインナップされていました。
第2弾発売時は、バンダイ版遊戯王のブームが頂点に達していました。その為、カードダスの自販機で販売される形態から、直接レジにて購入する形態へ変更されたりもしました。当時は、カードダス自販機前で、子供達による喧嘩や順番待ちの列への割り込み、1人で空になるまで全て購入してしまう、いわゆる「大人買い」をする子供など、今では考えられない現象が各地で勃発していました。この2弾発売時は、遊戯王カードの購入目当てで殺到する子供達をカードダス自販機では捌けなかったのです。その為、小売店もレジでの直接販売という形態に変更せざるを得ませんでした。しかし、そんなバンダイ版遊戯王のブームも、今日まで発売されているコナミ製の遊戯王カードが発売されると、加熱したブームが一気に沈静化しました。この台紙は、バンダイ版遊戯王カードの繁栄とその終焉までを見届けた、諸行無常の理を含んだ台紙であると感じます。

バンダイ 遊戯王 カードダス 1998 台紙 第1弾

● バンダイ 遊戯王 カードダス 1998 台紙 第1弾

今日まで続いている「遊戯王」の記念すべき最初のカード玩具が、こちらのバンダイ製の遊戯王カードです。こちらのバンダイさんから発売された、通称「バンダイ版」と呼ばれるシリーズの発売当時は、とにかく大人気でした。何処に行ってもカードダス自販機は売り切れており、入荷してもカードダス自販機には長蛇の列が出来ていました。
第一弾は、原作でも人気のある「青眼の白龍」や「真紅眼の黒竜」などの人気キャラクターがカード化されました。更に「ブラックマジシャン」や「封印されしエクゾディア」の胴体やパーツもラインナップされていました。その為、原作ファンや子供達にとって非常に魅力的な弾でした。当時の子供達は、一枚でも多くの遊戯王カードを求め、この台紙を目指してカードダス自販機を探し回っていました。特に30代以上の方でしたら、思い入れ深い台紙だと思います。因みにカードには、98年版と99年版が存在しており、98年版には「ハーピー・レディ」や「レーザー砲機甲鎧付き昆虫人間」などのエラーカードが存在しております。