カードダス 幽☆遊☆白書 バンダイ 第6弾

●カードダス 幽☆遊☆白書 バンダイ 第6弾

こちらの第6弾には、人気の「飛影」や魔族化した「浦飯幽助」に「黄泉」や「仙水」などの魅力的なプリズムカードが多数収録されています。しかしながら、近年のトレーディングカード(トレカ)と比較すると、幽☆遊☆白書シリーズだけではなく、カードダス20のカード全般は、今でも比較的安価に購入出来ます。

(ドラゴンボールカードダスは、海外にてオリジナルのカードダスが作成される程、人気があります)

ドラゴンボールや遊戯王のカードダスは、高額なカードが多数ありますが、近年のポケモンカードやマジックザギャザリングなどのトレカ類と比較すると、まだギリギリ手の届くレベルの金額帯が多いです。その為、こちらの記事を書いている2022年12月現在でも、他のトレカ類と比較してフルコンプリートが狙いやすいです。

(ボックスはこの様にシュリンクされ、各店舗へ納品されていた様です)

カードダス20は、1ボックスにカード200枚が入っており、玩具屋さんやカードダス設置店へ卸されていました。その後、カードダス100がリリースされ、カードが帯にまとまって複数枚入手出来る形態へと変化しました。

(ロックマンX3の発売時は、カードを束ねる帯は白色では無く、透明のビニール帯でした)

遊戯王 バンダイ カードダス レーザー砲機甲鎧付き昆虫人間

●遊戯王 バンダイ カードダス レーザー砲機甲鎧付き昆虫人間

バンダイ版シリーズの遊戯王フルコンプに向け、1番の障壁として以前こちらのブログにてご紹介した「光の護封剣」などの3種の抽選プロモカードが立ちはだかる事は記事にしました。が…しかし、これらの他に更にもう1枚「エラーカード」と呼ばれる入手が難しいカードが存在しております。そのカードが今回の記事の主役である「レーザー砲機甲鎧(レーザーキャノン)付き昆虫人間」です。
こちらのカードは、他の高額カード類とは異り、通常のカードダス機械から排出されたカードでした。また、レアリティもノーマルの極々普通のカードです。しかし、こちらのカードにはエラー版と呼ばれる、バンダイ版遊戯王発売の最初期にのみ刷られた、カードネームが通常版(通常版のカードネームは、火器付き機甲鎧昆虫人間)と異なる上記画像のカードが存在しております。こちらの俗にエラー版と呼ばれるカードは、最初期のごく僅かな期間でのみカードダス自販機にて販売されていた為、現存しているカードが極めて少ないレアカードです。
上記にて一度記載しましたが、こちらのカードのレアリティはノーマルでした。その為、当時収集していた子供達のこのカードに対する扱いも雑にされた物が多いです。この事から、必然的に綺麗な状態のカードが少なく、コレクター間において数万円以上での価格で取引される事が当たり前となっている、バンダイ版の中でも超貴重なレアカードとなっています。

遊戯王 アニメ 劇場&TV スーパー・コンプリートブック

●遊戯王 アニメ 劇場&TV スーパー・コンプリートブック

今回ご紹介する「遊戯王」の本は、東映期のTVシリーズと劇場版遊戯王についてのムック本になります。東映期の遊戯王は、今でも中々表沙汰に出る事がほぼ無い作品となっており、DVDやBlu-rayも発売されておりません。その為、この様な東映期の遊戯王について触れている書籍は極めて珍しいです。
今ではこちらの本はプレミアが付いており、ポスター・シールの付録が完品の場合は10,000円以上で取引されております。また、こちらの本に付属している付録は「シールダス」の特別版であり、シールダスのコンプリートを目指すコレクターにとっても、コンプリートするにあたって避けては通れない、非常に重要なムック本となっております。

(付録のポスターと特別限定シールダス。ナンバリング「00」が付いており、こちらの本の価格を引き上げている要因の1つです。)

こちらの本は、たまに古書店で見かけても付録が欠けていたり、ポスターが破れていたりと、中々良いコンディションでの入手が難しい一冊です。運良くこちらの本を店頭にて見かけた際には、先ず付録の有無を確認する事をお勧めします。先日、7000円程でこちらの本を見かけたのですが、中身のシールダスが貼り替えられておりました。ビニールなどで覆われていても、購入時は必ず中身の確認をした方が良いです。

ドラゴンボール カードダス セレクションブースターVOL1 バンダイ

●ドラゴンボール カードダス セレクションブースターVOL1 バンダイ

ドラゴンボールのカードダスシリーズは、プレミアムバンダイなどでちょくちょく発売されておりますが、こちらは一般販売された復刻版シリーズになります。
販売形態は、パック売りとカードダス自販機で行われておりました。発売当初、カードダス自販機での発売はよく見かけましたが、パック売りは中々売られている所を見つける事が出来ませんでした。パック売りの方は、売れ行きがあまり芳しくなかったのか、パック売りを見かけてもほぼ値下げされ、投げ売り状態の物を多く見かけました。
ドラゴンボールカードダスシリーズは、このVOL1から復刻デザインコレクションなどいくつか発売されたのですが、長続きはしませんでした。個人的には、もっとバンダイさんから発売して欲しかったのですが、ドラゴンボールの紙物玩具では「ドラゴンボールヒーローズ」が幅を利かせている為、今の子供達に新たに受け入れられにくいのかもしれません。かつての子供達に向けても、カードダス自販機がメインの販売となると、商売として中々難しかったのかも知れませんね。

遊戯王 バンダイ カードダス 第3弾 台紙

●遊戯王 バンダイ カードダス 第3弾 台紙

遊戯王カードダスの最終弾を飾ったのが、こちらの台紙でした。
台紙には「遊戯王 Final」と銘打たれており、メテオブラックドラゴンとブルーアイズの英語版にスポットを当てた構図となっております。
こちらの弾が発売された頃には、コナミさんより今でも発売されている「遊戯王 オフィシャルカードゲーム」も世に出ていました。私の周りでは、まだまだこちらのバンダイさんのカードダスを収集している子供達が一定数おりましたが、いつからか私の周りでは『バンダイ版は軟式(有式?)、コナミ版は硬式』と呼ばれ、バンダイ版の立ち位置は「遊戯王の練習用」「公式であるのに偽物」的な立場と変貌していきました。
今ではバンダイ版のカードも再評価され、市場でもそれなりの価格が付いております。しかも現役で遊戯王を遊んでいる子供達にも知られる存在となっており、トークンとして使用したり、非公式で小規模な大会なども開かれているそうです。このことを聞くと『私達が熱く青春を燃やしたカードが再評価された』と嬉しく思う反面、当時を知る私たち世代の多くの方は一度バンダイ版から離れ、コナミ版へと心変わりした過去がある為、過去の歴史を振り返ると何故か複雑な気分になります。

ポケットモンスター ポケモン カードダス バンダイ システムファイル

●ポケットモンスター ポケモン カードダス バンダイ システムファイル

ポケモンカードダス専用のシステムファイルは、こちらのアニメ版と公式絵のタイプが当時バンダイさんより発売されておりました。
私の周りでは、こちらのファイルにカードダス以外のニッスイさんのポケモンバトルシールやポケモンパンのデコキャラシール、天田さんのシール烈伝、ポケモンキッズのオマケカードなどを保管している子供達が多かった印象があります。
リフィルのサイズがポケモンカード(ポケカ)とカードダスでは異なる為、ポケカをファイリングする事ができない点が唯一の不満点でした。ポケカとの互換性があれば、発売当時の他のポケモンカード(明治さんのゲットカード)なども保管できる為、子供達には最高のカードファイルになっていたでしょうね。

ポケモンカード パート 3・4 カードダス ポケットモンスター バンダイ 1997 台紙

●ポケモンカード パート 3・4 カードダス ポケットモンスター バンダイ 1997 台紙


※ 今回の記事では全てのカードの画像掲載は致しません。プロモカードや御三家、ミュウなどの代表的なカードの画像のみ掲載しております。コメントなどで希望がありましたらその都度画像の掲載をしたいと思います。

こちらのポケモンカードは、1997年にポケモンカードダスシリーズのパート3.4として5枚1セット100円にて発売されました。パート1.2は公式絵が表面に描かれており、背景が赤色と緑色の2種類で発売されました。ちなみに背面にはポケモンのデータと一部のポケモンに限ってですが、リアルな描写のポケモンイラストが描かれております。
今回ご紹介しているカードは、公式絵ではなく全て書き下ろしの豪華版です。私はこちらのイラストが大好きです。幼少期はよく自由帳にこちらのイラストの模写をしておりました。ちなみにプリズムカードは、シールタイプとなっており、模写する際には自由帳のページに貼り付けてその隣のページに模写していました。今考えると非常に勿体無いですね(笑)
こちらのカードには、ノーマルとプリズムの2種があります。プリズムは伝説の3鳥や御三家、伝説ポケモンなどです。特にプリズムとの相性が良いのは「リザードン」や「フシギバナ」「カメックス」などの御三家や「ピカチュウ」であると個人的に思います。今見てもピカチュウとリザードンのイラストは秀逸であると感じます。他にも「伝説ポケモン」達に混ざって「ストライク」、化石ポケモン達もプリズム化されております。当時の人気ポケモン達をピックアップした際にストライクや化石ポケモン達がランクインしたのか、それとも開発陣の気分であったのか…その辺などは謎ですね。(90年代後半の食玩であるポケモンキットなどでもカブトプスがラインナップに組み込まれていたり、下敷きにも化石ポケモン達がメインで描かれていたタイプがあったので、強ち人気がないわけではなかったのかもしれません。)
更に今回のシリーズには、2枚のプロモカードが存在しております。カードのナンバリングは「SPECIAL CARDDASS」と「FILE No 000」です。両カード共にイトーヨーカドーにて限定発売されたタイプに封入されていたようです。どちらもイラストが魅力的であり、限られた販売ルートであった為、今ではかなり高額で取引されております。ちなみにプロモカード以外で高額なカードは「リザードン」のプリズムカードです。他にもこちらのポケモンカードダスが発売されていた際に、使用されていた台紙も高額で取引されております。画像にも掲載しておりますが、台紙全体にプリズム加工が施されており非常に華やかで高級感があります。(台紙には2タイプあり、掲載しているタイプは「カードダス100」のタイプです。もう一つは「カードダス20」のタイプとなっています。バンダイさんは20円専用カードダスを100円専用機に改良した時期があり、それに合わせて台紙もカードダス20の様に切り込みがあるタイプが作成されました。)
こちらのポケモンカードダスは、一昔前までよくまとめ売りなどで叩き売られておりました。しかし近年では、某古書店やリサイクルショップでもシングルで販売されており、結構な値段で取引されております。国内需要だけで価格が高騰しているのであれば、今後も手に入れやすいのですが、こちらも他のビンテージポケモン玩具同様に海外への流出が後を絶たない感じです。あと5年、10年後はどの程度の価格にまで高騰しているのか考えただけでも怖いです。

東映 アニメフェア99 遊戯王 デジモンアドベンチャー ドクタースランプ パンフレット

●東映 アニメフェア99 遊戯王 デジモンアドベンチャー ドクタースランプ パンフレット


こちらは99年春東映アニメフェアのパンフレットになります。今回はパンフレットの中身ではなく、私がこの映画を視聴した際に体験した劇場内の様子について記載していきたいと思います。

99年春東映アニメフェアでは、ドクタースランプ・デジモンアドベンチャー・遊戯王の三本立てでの放映でした。当時は遊戯王ブームの真っ只中であったこともあり、当然私も『遊戯王』見たさで劇場に足を運びました。視聴後は、お目当ての遊戯王と同じくらいデジモンアドベンチャーも面白く、デジモンに興味が沸いた記憶があります。特に携帯ゲームでしか知らなかった等身大のデジモンたちのリアルな描写を目の当たりにした為『アグモンこんなにでかいのかぁ…』『パロットモンVSグレイモンかっけ~!』などのは記憶は今でも残っております。
この劇場版が公開された際には、映画館にてカードダスの遊戯王とコナミの遊戯王が併売されておりました。今では絶対に考えられない事ですよね。私が視聴した映画館では、確か4台のカードダスマシンが設置されており、大行列であったことも鮮明に覚えております。私も列に並んで1回カードダスを回した記憶があります。確かナイトソルジャーのカードを引いた気がします。一方、売店にはコナミの劇場版スターターボックスもガラスケースにしっかりと陳列されておりました。この時期はまだ、私の周りではコナミの遊戯王より、カードダスの遊戯王を購入している子供達が多かった感じがします。コナミ版にバンダイ版カードダスを組み合わせて遊んだりも普通にしていました。

デジモンもこの年に無印が放映され、今日まで続くデジモンアドベンチャーシリーズが本格的に始まりましたね。遊戯王と比較してかなりの紆余曲折がありましたが…。デジモンアドベンチャーは、携帯ゲームのデジモンしか知らない当時の私にとって、衝撃的な作品でした。劇場ではメインの遊戯王を観にきていた層が圧倒的に多かったと思いますが、上映後は売店やホールのいたるところでデジモンの話題を耳にしました。私も上映前は、全くデジモンの会話をしていなかったのにも関わらず、視聴後は夢中で友人たちとデジモン育成論に花を咲かせていました。今振り返ってみても、こちらのデジモン映画は、視聴した子供達に対してかなりのインパクトを残したのではないのかと思います。また、売店で発売されていたデジタルモンスターを購入している子供達も多く見かけました。私も売店で販売されていた、デジタルモンスターver4が欲しかったのですが、金銭的に余裕がなく、ザ・デジモンのスカルグレイモン1個とこちらのパンフレットを1冊購入した記憶があります。確かグレイモンやアグモン、カブテリモンなどが欲しかったのですが、ベーダモンやヌメモン以外は全て売り切れており、私が購入したのがラストワンのスカルグレイモンでした。デジモンコーナーもかなり活気があり、グッズもよく売れていた感じがしました。
アラレちゃんは…ただ単純に楽しかったという記憶しかありません。グッズもメダルと食玩(カードか消しゴムがおまけのタイプだった様な…ガムの食玩であったと思います。グリコ製菓かな?)を買った記憶しか残っておりません。映画を観終わった後にアラレちゃんの走り方を真似して、おいかけっこして遊んでいた記憶がありますので、子供ながらにこの映画も充分楽しめたのだと思います。

 

うん。楽しかったはず笑

カードダス システムファイル ドラゴンボール SDガンダム 外伝 機甲神伝説 バンダイ

●カードダス システムファイル ドラゴンボール SDガンダム 外伝 機甲神伝説 バンダイ


こちらは、ドラゴンボールとSDガンダム 外伝 機甲神伝説仕様のカードダスのファイルになります。よく玩具屋の天井から吊るされていたり、レジ前のフックに沢山かかっておりました。仕様はと言うと、現在の主流のカードダスバインダータイプと異なり、硬貨を使用してリフィルを追加するなど、今思い返してみると結構不便な物となっておりました。しかしながら、当時はそれが当たり前でした。その為、不便であるという感情は特に芽生えなかったですね。近所のお兄ちゃん達も慣れた手つきでファイルの整理などを駄菓子屋の前や公園で行っている風景をよく見ておりました。その当時まだ幼かった私は、リフィルが増えるにつれて、ファイルがバラバラにならないように慎重に作業を行なっておりましたね笑
今はファイルとして使用はしておらず、完全にコレクションとなっております。カードダスは、こちらのファイルや台紙などの備品を収集する事も醍醐味の一つであると思います。今回ご紹介したカードダスシステムファイルにもレアなファイルが存在しており、「とっても!ラッキーマン」のファイルなんかはとても貴重な物となっております。カードを一通り収集した方は次にファイル収集に向かい、その後は台紙やカードダス筐体へ…カードダスの完全収集への道は奥が深いですね。

30周年記念カードダスミニ自販機 バンダイ

●30周年記念カードダスミニ自販機 バンダイ

プルミアムバンダイにて受注生産された、カードダス30周年記念商品です。ちゃんと20円を投入してハンドルを回すと、あの独特のカリカリ音と共にカードが出てきます。幼い頃の夢の一つにガチャポンとカードダスが家に欲しいと何度も夢みた私の心に、この商品はかなり刺さりました。だって家で無限にカードダス回せるんですよ!夢の様です!!しかも、台紙も自分で選べて中のカードも選べます。幼い頃の自分に与えたら狂喜乱舞すること間違いないです。
こちらのカードダスの受注と同時にSDガンダムとドラゴンボールのカードダスも受注生産されており、その中にこのカードダスで使用できる台紙も封入されておりました。
一応、私の時代にも「ミニミニカードダス」というガチャポンの商品がありました。こちらは同ガチャポンシリーズに封入されている、ミニサイズのデジモンカードを本体に入れてハンドルを回すとカード出口からカードがちゃんと出てくる物でした。しかしながら、いくら回しても出てくるのはミニミニカードで肝心のカードダスは、全く出ませんでした。私の運が悪いのか当時の封入率なのかは分かりませんが、当時は結局手に入れることが出来ずじまいでした。悔しい思い出を払拭するかのごとく、空き箱でカードダス自販機もどきを自作しておりました。
そんな思いもあり、この商品を手にした時は本当に嬉しく、連コインしてハンドルを回して遊び倒しました。子供の頃に戻れるステキな商品だと思います。カードダスファンのみならず、あの当時、ドラゴンボール、バンダイ版遊戯王、ロックマン、ガンダムなどのカードに熱狂した方にもオススメです。