●永谷園 ポケモンカレー ホットケーキ メンコの違いについて
今回は永谷園のポケモンメンコを収集し始めた方からの『なぜ大小の2種が存在しているのか』という問いを受けました。そのため今回は、永谷園ポケモンメンコに対して色々と解説していきたいと思います。
まず初めにこちらのメンコはどのような形態で販売されていたのかをご説明いたします。このメンコは永谷園さんから発売されておりました「ポケモンカレー」と「ポケモンホットケーキミックス」に付属されておりました。その際に、大きいサイズのメンコはポケモンカレーに1枚封入されており、小さいサイズのメンコはホットケーキミックスに2枚封入されておりました。サイズ的にカレーに封入されていた大きいサイズのメンコはホットケーキミックスへ入れることが出来なかった為、サイズを小さくしてホットケーキへ封入したのだと思われます。サイズを小さくする代わりにメンコの封入枚数を増やし、2枚入りの販売形態で発売されました。
次にレアリティについて解説いたします。
こちらのメンコにはノーマルVERとレアリティの高いキラ加工が施されたメンコの2種が存在いたします。
キラタイプのメンコとノーマルメンコの封入率や当時のアソートなど今となっては不明な箇所が多いです。市場では今でもかなり多くのキラメンコを見かけますので、それなりの数が封入されていたのかと思われます。(当時はポケモンブームの真っ只中であり、コチラのカレーとホットケーキは物凄く売れておりました。買いたくてもデパートや小売店では売り切れている所が多かった記憶があります。その為、メンコ自体の絶対数もかなり多いのかもしれません。)
キラ加工のメンコは画像のようにアルミ箔タイプとパラレル、粒キラタイプの物がありました。基本的にキラ加工のメンコのタイプは御三家の最終進化形態、伝説ポケモン、ミュウ、ピカチュウ などがありました。また、アニメのロケット団のボスであるサカキが使用していた為か定かではありませんが、何故かペルシアンもキラ加工のメンコがあります。メンコのサイズが大きい為、キラ加工のメンコは特に高級感があります。発売当時、初めてカメックスのキラメンコを当てた時には、他にはない特別感を感じ、収集にも熱が出た事を覚えております。
ここまで解説を読んでいただき、ポケモンメンコに興味を持ち、今から収集しようとお考えの方もいるかもしれません。しかしながら、ビンテージのポケモングッズの為、今から収集する事が出来るのかご不安もあるかと思います。ご安心ください。コチラのメンコの収集は、今からでも十分間に合います。ポケモンは日本のみならず海外にも数多くのファンやグッズコレクターがおります。しかし運の良い事にコチラのメンコにまではまだ手を伸ばしているコレクターは非常に少ないです。その為、安価でメンコを入手する事が今でも可能です。この流れがこのまま続けば良いのですが、年々ビンテージのポケモングッズは高騰してきており、海外へも多く流出している背景があります。収集を始めるのであれば早めに動いた方が良いかもしれません。 効率が良い収集方法はヤフオクやメルカリなどのフリマアプリが1番効率が良くコスパも良いです。しかしながら、学生や海外の方には少し敷居が高いかもしれません。その様な場合は、まんだらけさんやホビーオフさん、お宝発見さんなどの古物店を巡って探してみることをオススメ致します。私も上記の古物店は何年も通っておりますが、かなりの頻度でコチラのメンコを見かけます。運が良い時はパックの袋売りで300円~500円程度で入手できる時があります。お時間のある時にネットで検索し、実店舗を巡ればある程度の枚数は収集が出来るかと思われます。 この記事を読んでいただき、少しでも永谷園ポケモンメンコに興味を持ち、収集していただければ幸いです。 メンコのイラスト自体は当時、他社から発売されていた有象無象のポケモングッズと同じく公式絵を使用しており、書き下ろしイラストなどもありません。しかしながら、数多くのポケモンメンコタイプの玩具が発売された当時、こちらのメンコは他のメンコタイプ玩具を凌駕する『大きさ』と独自の『バトルシステム』を有しておりました。(ターゲットエリアとアタックエリアを駆使して戦うルールがイマイチよく分からないバトルシステムやこちらもよく分からない交換モード、ポケモンマル秘ファイルなど色々と詰め込み過ぎた感は否めませんが)その大きさを活かしたバトルシステムやマル秘ファイルなど、他の小さなメンコには無い唯一無二の特徴であると思います。また、当時小さい掌サイズのメンコタイプのポケモン玩具が主流であったのに対し、永谷園ポケモンメンコは圧倒的な大きさを誇っておりました。この事が結果的に、子供達に対してかなり強いインパクトを残し支持された玩具になった一番の理由であると思います。
今回記事を書く際に改めて手に取り眺めていると、当時のポケモン熱の中で作られたブーム真っ只中の頃の勢いをこのメンコから思い出させていただきました。20代後半から30代の方には、もう一度あの頃の思い出を振り返ることが出来る良い機会と思っていただき、幼少期を振り返りながら再収集されてはいかがでしょうか。一方でまだ、一度も手にしたことのない方は一度手にしてみるのもよいかもしれません。アマダのメンコと違い独自のバトルシステムやマル秘ファイルなど見どころが多いですよ。