●ポケットモンスター ソーセージ ニッスイ ポケモンバトルシール リザードン パッケージ
本日ご紹介する食玩は、ニッスイさんより発売されておりましたポケモンソーセージになります。
ポケモンソーセージは、ソーセージ4本とシールが1枚付属している販売形態でした。この頃はまだ、男の子向けの(特撮系やアニメなど)ソーセージのおまけにはミニモデル(消しゴム)が封入されているスタイルが主流でした。その為フィギュアではなくシールがオマケのポケモンソーセージには、開封時少し損をした気持ちになっていた事を覚えております。それでも、低確率で封入されているキラシール欲しさに、幼少期の私はポケモンソーセージを必死に購入しておりました。
私の肌感覚で申し訳ないのですが、本当にキラシールは当たりにくかった思い出があります。30箱程購入してようやく1枚キラシールが手に入る感じでした。しかもキラシールのキャラクターは『ミュウ』や『ミュウツー 』などの伝説ポケモンだけでなく、『ピジョン』や『カメール』など当時からよく分からないポケモンもキラシール化されておりました。(アニメ本編でのサトシの相棒であることや御三家の進化形態だからとりあえずキラにしておけっ!て感じで制作されたのでしょうか…笑)その為、伝説ポケモンやピカチュウ、リザードンなどの子供が大好きなポケモンのキラシールを当てる事は、かなり至難の技でした。後年、今ほど高騰していない時期にリサイクルショップなどで、バトルシールを沢山購入できた事は、シールの全貌を把握したい私にとって救いでした。
このソーセージが発売されていた当時は、様々なポケモン食玩のオマケにポケモンの醍醐味である「バトル」要素を盛り込んだ物が数多くリリースされておりました。しかしながら、どれもバトルシステムがガバガバでルールすらよくわからないと言った『とりあえず数値化したものを記載しとくか』程度の物が殆どであり、戦略性の高いバトルとは程遠い物ばかりでした。今回のバトルシールも数値の大小で勝負を決めると言った至極単純なルールです。その為「こうげき」ポイントが100のミュウツーやこうげきポイント98を有するギャラドスを出された場合、そのバトルに勝つのはほぼ不可能でした。なぜなら「ぼうぎょ」ポイントが100近いポケモンである『ミュウ』ですら85しかぼうぎょポイントがありませんでした。そのため単純に攻撃の数値が高いポケモンを複数枚所持していれば勝ててしまうゲームの為対戦カードゲームとしてみた場合、バランスが崩壊しておりました。(しかもギャラドスはノーマルシールで上記のお化け能力値を誇っており、キラシールよりも遥かに強力でした。)また、右下にはそのポケモンの必殺技が数値化されているのですが、全てにおいてそのシールの「こうげき」ポイントよりも低い謎仕様となっております。もはやなぜ、そこに必殺技のマークが数値化されて記載されているのか今でもよくわかりません。(ちなみに背面には、ポケモンバトルクイズなる表面の対戦とは全く無関係のシルエットクイズが掲載されております。)
私自身も幼少期にこちらのシールでバトルした記憶はなく、もっぱら収集専門でした。当時、実際にこちらのバトルシールで遊んでいた子供達はいたのかなぁ?と今でも考えてしまうニッスイポケモンバトルシールのご紹介でした!