ポケットモンスター ポケモンアニメキッズ キャラキッズ バンダイ ポケモンキッズ

●ポケモンアニメキッズ  キャラキッズ 青箱 赤箱 チラシ


こちらの商品は発売から20年以上経過しておりますが、未だに新しい弾が発売されており根強いファンの方も多くいらっしゃるポケモンキッズシリーズの食玩です。
1996年にパート1が発売されるや否や子供たちの間で大ブームを巻き起こしておりました。今振り返ってみても、私の世代では当時持っていない子供はいないのではないかと思えるほど、ポケモンキッズは本当に流行した玩具の内の一つであると思います。友人と遊ぶ時は、どの友人もそれなりの数を持ち寄って砂場やプールでポケモンごっこに興じておりました。一つ100円で安価でありながら、かわいくデフォルメされたソフビ製のフィギュアは、可愛らしくもカッコよさを秘めたフィギュア(指人形)でした。また、指にはめて遊ぶ事が出来るのも子供の心を掴む大きなポイントであったと思います。更にレアなクリア成形色のポケモンが極少数封入されており、射幸心をくすぐられ取集に熱が出る事も人気の秘訣でした。
今回ご紹介しているのはポケモンの指人形が封入されているバージョンではなく、アニメに出てくる人物(キャラクター)にスポットを当てたタイプとなっております。前述した通り、友人らとポケモンごっこをする際には、どうしてもサトシやシゲル、カスミなどのトレーナーが欲しかったですし、アニメに準じたポケモンが手に入るとごっこ遊びによりリアリティが出る為、サトシの帽子をかぶったマンキーやポケモンセンターのラッキーなどは痒い所に手が届く絶妙な商品であったと思います。また、『回復させないと!』『博士に見てもらおう!』『ロケット団と勝負だ!』などといったシーンには、他のキャラクターの指人形は必要不可欠でした。その為、こちらの指人形が発売されたときには、お菓子売り場で大変驚いたと同時に、欲しかったサトシの指人形を真っ先に探したことを覚えております。
今となって見れば、同時期に人気を二分していた【デジモン】シリーズではなく【ポケモン】シリーズでアニメの人物キャラクターの商品を発売した背景には、デジモンよりも売り上げが期待できると見込んだバンダイさんの方針だったのでしょうか。(人気もポケモンの方がデジモンより勝っていたという事なのでしょうかね…子供ながらには両方魅力的で人気があるコンテンツであったと思います。しかしながら、当時クラスの一定数の友人らは『ポケモンのパクリがデジモンだ!!』と話しているグループも確かにありましたからね…子供ながらに子供たちが決める偽物(パクリブランド)には抵抗があるといった一定層のグループが全国的にあったのかもしれません。)しかしこの数年後には、ポケモンとデジモンでは更に人気に差がついて行ってしまいます。もはや【デジモン】シリーズはポケモンと双璧をなすブランドではなくなってしまい、バンダイさんの試験的な商品に真っ先にぶち込んでいくブランドへと悪い意味で変貌してしまいました。このような事を考えると、バンダイさんの指人形シリーズにおいてアニメ登場のキャラクターや人物の指人形での立体化をポケモンシリーズで行った事は、先見の明があったということなのでしょうね。

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