キン肉マン キン消し 08 悪魔将軍 カラーリングver

●キン肉マン キン消し 08 悪魔将軍 カラーリングver

近年のキン消しは以前の復刻キン消しと違い、カラーリングverというものが存在します。従来では台紙やユタカ製の復刻キン消しなどでしか、お目にする事が出来なかった、いわゆる「塗装キン消し」をラインナップに含んで販売しております。キン消しを塗装する事は、素人には難しく敷居の高い物です。しかしながら、このカラーリングverの登場により、塗装済みのキン消しを以前よりもっと身近にしてくれました。私自身の考えではありますが、この事は非常に画期的な事であると思います。(今更感はありましたが…)しかし、これは同時に悲劇も生み出しました。それはコンプリートへの難関度が飛躍的に上がった事です。カラーリングverは通常のキン消しよりも封入率が極端に少なく、私も集めるのにかなり苦労しました。また悪質な店舗もあり、カラーリングverだけを抜いているガチャポン筐体もありました。(朝一から20回以上回してカラーリングverゼロもありました)
新規造形なのはファンとして単純に嬉しいことですが、従来の復刻品と違って値段も1回200円となり、更に封入も1体となった事には少し不満が残ります。しかしながら、塗装を施したフルカラーverのキン消しは、冒頭でも少し記載しましたが、とても魅力的であり、かつ画期的なものであると思います。もうこの際、全てフルカラーでキン消しを従来の単色シリーズとは別にスタートさせても良かったのではないでしょうか。後にプレミアムバンダイにて高額で販売されましたが、もう少し値段を抑えてほしかったですね。昔のユタカ製と比較するのは時代が違うので何とも言えないのですが、最近のキン消しの値段は非常に上がってきております。メインターゲットはかつてのキンケシ世代の層であると思いますが、その層の子供たちにとっては、気軽に手にすることが難しい環境であると感じます。キンケシはたくさん集めて戦わせたり並ばせたりする事も魅力であると思うのですが、そこが伝わりにくいですよね。消しゴム人形の市場もそろそろ次世代に向けて、もう一度新たな商品を投入したり、何かカンフル剤を投入しないとまずい状況に来ていると感じます。今後は、より一層キン肉マンの再アニメ化や海外のMUSCLE人形の動向なども重要になってきますよね。キン肉マンの再アニメ化が始まれば子供たちもキン肉マンに興味を持ち始め、キン消しにも自然と目を向けるようになると思うのですが…。今の子供達に対して、幼い頃より消しゴム人形と触れ合う機会を作ることが何より大切であり急務であると感じます。悪魔将軍を手に取り眺めていると、その事をしみじみと痛感します。

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