●遊戯王 デュエルモンスターズ 青眼の白龍伝説
Vol.1に収録されていたカードやスターターボックスに付属していたカードなどを中心に、新たに2期のフォーマット仕様で発売したのが、こちらの青眼の白龍伝説となります。発売日は2000年の5月18日でした。特に人気が高く、需要もある「青眼の白龍」や「ブラック・マジシャン」のカードが手に入る事は、子供達にとって非常に魅力がありました。
(当時の子供達は、これらのカードを目当てにこぞって買い漁りました。左上から青眼の白龍、ブラック・マジシャン、暗黒騎士ガイア、エルフの剣士)
しかし、現実はそんなに甘くはありません。この弾には最高レアリティのシークレットレア枠に「エルフの剣士」が収録されているのですが、この当時でも対戦環境では、ほぼ使用するのが難しい完全なコレクションカード扱いでした。また、ウルトラレアと呼ばれるシークレットレアの次に貴重とされるレア枠には「炎の剣士」(融合モンスターかつ能力値が低く、対戦環境に全く刺さらない)も含まれており、数多くの子供達にトラウマを植え付けました。
更に貴重なレア枠には、効果能力を持たない通常モンスターが5枚も採用されていました。その中でも「アクア・マドール」は守備力も高く、当時はデッキに採用していた方も多かったカードであったのですが、その他のカードの活用法が中々思いつきませんでした。
(アクアマドール以外のカードは「ザ・ヴァリアブル・ブックでは見たことあるけど、対戦においてどう使えばいいのか…」と子供ですら困惑する通常モンスターカードばかりがラインナップされていました)
(購買意欲をそそられるボックスアートと同様のイラストが、パックにも描かれています)
お目当てのカードを引き当てるには、シビアな内容の弾でしたが『青眼の白龍やブラックマジシャンが当たるかも』との期待や、ボックスとパックに描かれた遊戯のカッコいいイラストに魅了され、何度もこちらを購入した子供達も当時は、数多くいたのではないでしょうか。