●太平洋クラブライオンズ 広島カープ シール
こちらは西鉄ライオンズの東尾投手と 若菜?田村?野手のシール&広島カープの球団マークのシールです。
広島カープは今でも地元の人々に愛されている球団であり、シールのマークも現行デザインとあまり変更がないですね。一方の西鉄ライオンズのシールには、なんとも不思議な気持ちにさせられます。元々、九州初のプロ野球チームはホークスではなく「西鉄ライオンズ」でした。
その為、九州出身もしくは九州に住んでいるにも関わらず、埼玉西武ライオンズを応援している方が意外と九州には多いのも事実です。私の友人や知人には、未だにライオンズファンの方々が大勢います。しかし、私が野球を見始めた時の西武ライオンズは、ホークスのライバルであり敵でした。私は地元九州のホークスを応援しており、帽子もFDH!周りの子供達も殆どホークス帽子をかぶっており、次点で巨人そしてライオンズでした。私がFDH帽を被って野球をしていると、少年野球の監督さんや周りのご年配の野球ファンの方からよく「今の子供にとってライオンズは敵なんやなぁ (´・_・`)」などと話しかけられていました。しかし、彼らのケータイや車には必ずと言っていいほどダイエー選手やハリーホークのグッズなどが付いており、子供ながらに「?」となった記憶があります。今振り返ると、あの方々は過去に熱狂的な西鉄ライオンズファンであったのだろうと思います。しかし、愛する球団が消滅し過去のライオンズに敬意を払わない球団に対していつしか「自分達のライオンズでは、もうないのだ」と思い始めFUKUOKAの文字を纏って戦っているホークスに自然とかつての情熱を注ぎ、応援し始めていたのかもしれません。(大田卓司選手など西鉄出身選手が西武に在籍しているまでは応援していたが、移籍や引退などを境に完全にライオンズから離れた方も大勢いたと聞いています)近年になってようやく過去の歴史を見直しておりますが、少し遅すぎる感じは否めません。
再び九州の地に球団を創設する為、ご尽力なされた稲尾さんに今のライオンズの姿を見て欲しかったですよね。。福岡での西鉄ライオンズスターティングメンバーの発表試合や稲尾さんの永久欠番式典などは特に。。。
この様に、このシール1枚で色々と想いを馳せることができます。また、「もしあのままライオンズが九州にあったら?」など色々自分なりに考えを巡らせることが出来る素敵な一枚です。
九州にホークスが誕生する前に存在していた、伝説の球団の数少ない当時のグッズです。今後も野球グッズは勿論ですが、秘蔵の西鉄ライオンズグッズについても記事を書いてみたいと思います。